丸井グループ/4~6月、フィンテック好調により営業利益16.7%増
2018年08月10日 09:18 / 決算
丸井グループが8月9日発表した2019年3月期第1四半期の連結決算は、売上高581億7200万円(前年同期比3.2%増)、営業利益86億3700万円(16.7%増)、経常利益84億4300万円(15.2%増)、純利益57億3000万円(11.3%増)となった。
小売セグメントは、「モノ」から「コト」へ消費者ニーズが変化するなか、従来の商品を仕入れて販売する百貨店型のビジネスモデルから定期借家契約により家賃を得るSC型商業施設への転換を図り、収益の安定化を進めている。
6月末のSC・定借化率は89%(前期末差+2%)。
従来のアパレル中心の売場構成から、飲食やサービス・雑貨を中心としたライフスタイル型の店づくりが進み、客数の増加につながっている。
営業利益は25億円。定借化による収益改善と未稼働面積の減少により、店舗・オムニチャネルは11億円増、6四半期連続の増益となり、小売全体では前年を12億円上回る増益となった。
フィンテックセグメントは営業利益76億円、エポスカードの利用客数の拡大に向け、丸井店舗での入会促進を強化するとともに、商業施設との提携拡大による全国展開を進めた
カード会員数は662万人(前年比4%増)、お得意さまづくりを着実に進め、プラチナ・ゴールド会員は190万人(17%増)と大きく伸長した。
取扱高については、ショッピングクレジット取扱高が引き続き高伸長し4316億円(15%増)となったことに加え、家賃保証などのサービス取扱高が645億円(25%増)と順調に拡大した。
2019年3月期通期の連結決算は、売上高2490億円(前期比3.5%増)、営業利益400億円(10.0%増)、経常利益390億円(11.0%増)、純利益240億円(14.8%増)を予想している。
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