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ヤマナカ/3~12月、店舗減で売上高2.0%減

2019年01月23日 08:10 / 決算

ヤマナカが1月23日発表した2019年3月期第3四半期の連結決算は、売上高727億3600万円(前年同期比2.0%減)、営業利益5億6100万円(前年同期は2億6900万円の営業損失)、経常利益6億8500万円(1億9500万円の経常損失)、純利益4億8600万円(1億1800万円の純損失)だった。

閉店した店舗があったことから、売上高は減少したが、利益面では、生産性向上の取り組みによる人件費の抑制など経費全般の削減に取り組んだ結果、増益だった。

商品政策では、地域の顧客ニーズに対応した商品の見直しや陳列替え、簡便・健康などをテーマにした商品の拡充を図った。

また、連結子会社であるサンデイリーを活用することで品揃えの強化や品質の向上に取り組んだ。

販売政策では、日常の買物に困っている高齢者など地域社会の課題解決に貢献するため、20185月より西枇フランテ館(愛知県清須市)を拠点とするエリアで、「ヤマナカの移動スーパーわいわい号」として移動販売事業を開始した。

さらに、同社の電子マネー付きポイントカード「グラッチェプラスカード」の電子マネーチャージキャンペーンの開催や天候不順対策として雨の日に来店するとポイントを進呈する「雨の日スタンプカード」の配布、エリア戦略に基づく近隣店舗合同でのチラシ強化などの販売促進策を実施した。

店舗では、2018年6月に知多店(愛知県知多市)の改装や生産性向上の取り組みの一つとして庄内通店(名古屋市西区)など3店舗にセルフ精算レジを導入した。

経営の効率化と収益性の改善を図るため、8月にザ・チャレンジハウス木場を閉店した。

2019年3月期通期の連結決算は売上高974億2000万円(前期比2.7%減)、営業利益7億円(約6.2倍)、経常利益8億4000万円(約3.7倍)、純利益5億3000万円(約6.1倍)を見込んでいる。

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