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アルビス/4~12月は建替えによる一時閉店で増収減益

2019年02月01日 12:30 / 決算

アルビスが1月31日に発表した2019年3月期第3四半期決算は、売上高622億7000万円(前年同期比0.2%増)、営業利益21億2300万円(1.4%減)、経常利益24億3800万円(2.8%減)、当期利益18億1600万円(6.0%増)となった。

建替えによる一時閉店等のほか、気温上昇、青果の相場安や不漁、競合店の出店等の影響により売上が伸びず厳しい状況だが、販促強化による売上増と2017年10月に出店した大願寺店の売上が貢献し増収となった。

一方、店舗の一時閉店等によるテナントからの不動産賃貸収入が減少したことなどにより、営業利益、経常利益は減益となった。遊休資産の処分による法人税減額効果により、当期利益は増益となった。

2018年11月に「丸の内店」(富山県高岡市)を新規オープンした。「丸の内店」は、高岡市の中心部に位置し、小型店舗(990m2タイプ)の最新化モデルとして、店内手作りのベイカリーとイートインコーナーを隣接して設置したほか、環境に配慮した「ノンフロンの冷凍冷蔵ケース」を導入した。

第3四半期連結累計期間の出店は、建替出店の「姫野店」(富山県高岡市)と合わせて2店となった。

既存店の強化策では、2018年11月に「グリーンモール店」を改装した。地元野菜の売場を新設したほか、お酒売場を拡充し、品揃えを強した。第3四半期連結累計期間の改装店は「泉が丘中央店」「新庄店」と合わせて3店となった。

2017年10月からスタートした新会員カード「アルビスPontaカード」が、導入から1年を経過した。会員限定のさまざまなポイントアッププログラムにより会員数は、46万人(2018年12月末現在)となった。

ポイントカード使用率も旧ポイントカードと比べ上昇しており、お客から支持を得ている。今後、さまざまな情報を活用してお客のニーズに合った売場作りを行う予定だ。

通期は売上高835億5400万円(1.5%増)、営業利益30億5900万円(8.6%増)、経常利益34億円(5.0%増)、当期利益22億8200万円(5.4%増)の見通し。

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