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丸大食品/4~12月はコンビニ向け新工場立ち上げで減益に

2019年02月06日 11:00 / 決算

丸大食品が2月5日に発表した2019年3月期第3四半期決算は、売上高1883億1300万円(前年同期比0.8%増)、営業利益26億5000万円(17.7%減)、経常利益29億1300万円(16.8%減)、当期利益18億2100万円(17.2%減)となった。

加工食品事業の売上高は1318億6100万円(1.9%増)となった。営業利益は、主力のハム・ソーセージ部門の減収や、コンビニエンスストア向けの新工場の立ち上げに伴う初期コストの影響などから前年を下回り、14億5600万円(18.5%減)となった。

ハム・ソーセージ部門では、主力商品である「燻製屋熟成あらびきポークウインナー」を対象とした「燻製屋を味わおう!キャンペーン」などの販促活動を実施した。

そのほか、今期よりあらびきウインナーやフィッシュソーセージを展開中の「ミニオン」シリーズに、新たに「フランクミニオン」を追加投入するなど、売上拡大に努めた。

歳暮ギフトは、モンドセレクション食品部門において最高金賞を受賞しました商品を中心に詰め合わせた「王覇」「煌彩」シリーズなどの拡販を図った。

しかし、お客の節約志向を背景に、競合他社との価格競争が激しくなったことなどにより、ハム・ソーセージ部門の売上高は前年同期比6.0%の減収となった。

調理加工食品部門では、「サラダチキン」シリーズが引き続き売上高に寄与したほか、「ビストロ倶楽部ビーフカレー」シリーズを中心にカレーの売上高は堅調に推移した。

「オルチャンスンドゥブごま豆乳味」などの新商品の投入により「スンドゥブ」シリーズも売上高を伸ばした。

デザート・飲料類につきましては、ブラックタピオカ入り飲料「TAPIOCA TIME」シリーズが、好調に売上高を伸ばし大きく貢献した。調理加工食品部門の売上高は10.7%の増収となった。

食肉事業の売上高は563億2600万円(1.8%減)となった。営業利益は、鶏肉の相場下落の影響などから収益性が低下し、11億2400万円(15.0%減)となった。

牛肉は、輸入牛肉の売上高が伸び悩む一方で、国産牛肉は販売数量を伸ばしたことから売上高が増加し、牛肉全体の売上高は前年並みを確保した。

豚肉は、販売数量を伸ばした輸入豚肉の売上高は増加したものの、国産豚肉の売上高が低調であったことにより、豚肉全体の売上高は前年を下回った。

鶏肉は、引き続き相場下落の影響などから販売数量・売上高ともに前年を下回った。

通期は売上高2450億円(2.3%増)、営業利益24億円(1.3%増)、経常利益28億5000万円(1.0%増)、当期利益15億円(18.6%減)の見通し。

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