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高島屋/2月期、日本橋店の投資増などで営業利益24.5%減

2019年04月08日 12:30 / 決算

高島屋が4月8日に発表した2019年2月期の連結決算によると、売上高9128億4800万円(前期比0.6%増)、営業利益266億6100万円(24.5%減)、経常利益312億3400万円(19.1%減)、親会社に帰属する当期利益164億4300万円(30.5%減)となった。

<日本橋高島屋S.C.新館>
日本橋高島屋S.C.

百貨店業の売上高は7920億4500万円(0.9%増)、営業利益は86億9100万円(35.7%減)となった。

国内百貨店は、堅調なインバウンド需要と個人消費による高額品の売上伸長もあり増収となったが、「日本橋高島屋S.C.」開発をはじめとした設備投資や、業務効率化に向けたシステム投資など、将来の成長に向けたコストの増大に加え、配送運賃等の運営コスト増もあり、減益だった。

不動産業での売上高は、436億8100万円(8.0%減)、営業利益94億1000万円(17.4%減)。

「日本橋高島屋S.C.」、「立川高島屋S.C.」に加えて、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅(千葉県流山市)周辺開発に取り組んだ。

2018年11月に同駅高架下に「こかげテラス」を開業すると共に、1月には沿線における駅構内や周辺商業施設の運営・管理事業を営むティーアンドティーを取得した。

「柏高島屋ステーションモール」では食を中心としたフロア「FOOD STREET」を、「玉川高島屋S.C.」西側の裏路地再生エリア・柳小路では「南角(みなみかど)」を開業した。

複数施設の開業により家賃・管理費の収入増はあったが、前年の横浜北幸マンション販売の反動や施設の開業・リニューアルに伴う経費増により減収減益だった。

また、海外は、トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.が、一部テナントとの家賃改定により減収減益となった。

金融業での売上高は149億4400万円(5.3%増)、営業利益48億8000万円(7.0%増)。

建装業での売上高は247億9500万円(4.3%減)、営業利益7億2700万円(39.8%減)。

その他の事業全体での売上高373億8100万円(5.5%増)、営業利益は29億3800万円(11.8%減)。

次期は、売上高9420億円(3.2%増)、営業利益310億円(16.3%増)、経常利益290億円(7.2%減)、親会社に帰属する当期利益200億円(21.6%増)を見込んでいる。

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