フジ/2月期、減収減益
2019年04月08日 12:40 / 決算
フジが4月8日に発表した2019年2月期によると、売上高3123億8900万円(前期比1.3%減)、営業利益71億6700万円(1.0%減)、経常利益86億3700万円(3.4%減)、親会社に帰属する当期利益72億5500万円(29.5%増)となった。
主力の小売事業の売上高は3061億2100万円(1.2%減)、営業利益59億1000万円(5.0%増)。
スーパーマーケット事業では、生鮮部門、デリカ部門及びベーカリー部門において即食・中食需要への対応強化や、産地・製法などにこだわり、競合他店との差別化を図っている。
加工食品部門では、購入頻度の高い一般食品や日用品においてプライベートブランド「スタイルワン」を含む合計1000品目の値下げを実施。
2月に日欧EPA発効による関税撤廃を受け、欧州産ワインの値下げを行った。
店舗では、11月にフジ波止浜店(愛媛県今治市)を新設、7月にスーパーABC上一万店(愛媛県松山市)、11月に創業1号店のフジ宇和島店(愛媛県宇和島市)をスクラップ・アンド・ビルドした。
フジ・ZY北条店(愛媛県松山市)、ピュアークック毘沙門台店(広島市安佐南区)は、老朽化によるスクラップ・アンド・ビルドを行うため一時閉店し、リニューアルオープンに向け工事を進めている。
既存店の活性化策として、3月にフジグラン高知(高知県高知市)、フジグラン岩国(山口県岩国市)、フジグラン三原の生活館(広島県三原市)、7月にフジグラン山口(山口県山口市)、9月にフジグラン三原の食品館、10月にフジ柳井店(山口県柳井市)、11月にフジ宇和店(愛媛県西予市)、12月にフジグランナタリー(広島県廿日市市)、2月にフジグラン四万十(高知県四万十市)の改装を実施した。
さらに、経営効率の改善と店舗機能の強化を目的としてディスカウント業態を全てスーパーマーケット業態に変更・統一し、5月にフジ・ZY三入店(広島市安佐北区)、10月にフジ・ZY東雲店(広島市南区)、2019年3月にフジ・ZY高岡店(愛媛県松山市)をそれぞれ、フジ三入店、ピュアークック東雲店、フジ高岡店としてリニューアルした。
経営効率を高めるため、ピュアークック鈴が峰店(広島市西区)を閉店した。
食品製造・加工販売業、クレジットカードなど小売周辺事業の売上高は352億6900万円、営業利益9億6700万円(19.7%減)。
次期は、売上高3155億円(1.0%増)、営業利益84億円(17.2%増)、経常利益100億円(15.8%増)、親会社に帰属する当期利益60億円(17.3%減)を見込んでいる。
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