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ヤマザワ/3~11月、ドラッグ堅調もスーパー苦戦し減収減益

2020年01月09日 10:05 / 決算

ヤマザワが1月8日に発表した2020年2月期第3四半期決算によると、売上高813億4800万円(前年同期比1.1%減)、営業利益1億4500万円(17.6%減)、経常利益1億7800万円(16.3%減)、親会社に帰属する当期利益9700万円(60.3%減)となった。

スーパーマーケット事業の売上高は712億7400万円(1.3%減)。集客強化及び客単価向上のため、EDLP商品拡充による価格競争力の強化と、チラシと連動した販促イベントの多様化に取り組んだ。

2019年3月から8月まで、加工食品や日用品を中心に商品を厳選し、お値打ちな価格で販売する「300品値下げ」、10月から11月までは増税後の客単価減対策として対象商品を大幅に増やし、「500品値下げ」を実施している。

2019年9月に「角田店」(宮城県角田市)を新規開店。調理済み商品、レンジアップ商品等の簡便性商品の充実、地元角田市でなじみの商品の豊富な取り扱い、県産品の販売強化、インストアベーカリー及びイートインコーナーの設置を実施した。

2019年8月に「バイパス店」(山形県山形市)を閉店。山形県内42店舗、宮城県内23店舗、よねや商事の店舗が秋田県内9店舗となり、スーパーマーケット事業の合計店舗数は74店舗となっている。

ドラッグストア事業業の売上高は100億6400万円(0.8%増)。価格競争力強化のため、激安スーパープライス商品を設定し、日用品を中心にお値打ち価格で販売した。調剤部門は、地域医療に貢献する薬局機能強化(地域支援体制加算)をはかるとともに、ジェネリック医薬品への切り替えを推奨し、使用割合アップを目指した。

店舗面では、2019年4月に「ドラッグ左沢(あてらざわ)店」(山形県西村山郡大江町)、9月に「ドラッグ角田店」を新規開店。両店は、今後の新規出店のモデルケースとなる独立店舗であり、「近くて便利なお店」をコンセプトとして、食料品及び介護用品・雑貨商品の拡充等、地域特性に合った品揃えに取り組んだ。

また、10月には「調剤薬局仙台医療センター前店」(宮城県仙台市)を開店。5月に「ドラッグ住吉台店」(宮城県仙台市)、8月に「ドラッグバイパス店」(山形県山形市)、10月に「ドラッグ米沢金池店」(山形県米沢市)を閉店している。

通期は、売上高1100億円(前期比0.6%減)、営業利益1億円(54.5%減)、経常利益1億2000万円(57.6%減)、親会社に帰属する当期利益6000万円を見込んでいる。

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