ヤマザワ/値引きシールのデジタル化、売価変更自動化を実験
2024年07月16日 12:59 / IT・システム
ヤマザワとBIPROGYは7月18日、値引きシールのデジタル化と売価変更の自動化実験を開始する。
実験では、消費期限の短い総菜類に貼っていた見切りシールをデジタルサイネージやESL(電子棚札)での表示に代替。段階的に最適な値引き価格の提示を行い、小売店の生産性向上、需要平準化によるフードロス削減を目指す。
ヤマザワでは、消費期限の短い総菜類に従業員が直接見切りシールをはっていた。しかし、この見切りシールを活用した売価変更業務には、総菜部門の約8%の人時(労働力)が発生しており、業務の省力化と効率化に課題があった。
今回の実証実験では、消費者の購買意欲への影響を最小化できる、より分かりやすい値引き価格の表示方法などを検証する。
また、見切りシールをESLとデジタルサイネージでの表示に代替するだけでなく、イシダが提供している計量ラベルプリンターと東芝テックが提供するPOSシステムとの連携も同時に行うことで、最適なタイミングでの値引き表示を自動で行う。
実験は7月22日まで。ヤマザワ寒河江店(山形県寒河江市)で実施する。
今後BIPROGYとヤマザワは、実証実験を通じて、2024年中にヤマザワの複数店舗での実用化を目指した開発を進める。BIPROGYは、このサービスを年度内に「フレッシュオプティマイザー」として販売開始する予定だ。
■BIPROGYの問い合わせ先
https://www.biprogy.com/
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