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マックスバリュ西日本/3~11月、売上低調当期損失8億8100万円

2020年01月10日 12:40 / 決算

マックスバリュ西日本が1月10日に発表した2020年2月期第3四半期決算によると、営業収益4035億5100万円(前年同期比95.4%増)、営業損失1億7600万円(前期は9億2800万円の利益)、経常損失2700万円(前期は11億1700万円の利益)、親会社に帰属する当期損失8億8100万円(前期は6億7500万円の利益)となった。

低迷が続いているマックスバリュ西日本個別業績は、営業収益が1937億5700万円。販売点数の引き上げ、ホットデリカを主とした16時以降の品揃え強化などの対策により、前四半期の売上高既存比7.0%減から、9月~11月の3カ月間では5.3%減と回復傾向にあるという。

一方、利益面は、第3四半期累計期間の売上荒利率は21.4%となり、野菜部門、鮮魚部門、ホットデリカ部門を主とした値入率改善によって、前年同期間からは0.2%増の荒利改善となったが、値下げや廃棄削減といった売価変更率改善への取り組みが遅れており、計画からは0.7%減だった。

販売費及び一般管理費は同累計期間計画比98.7%、既存比97.0%と計画内に管理できたが、勘定科目別では、フレックス社員(パートタイマー)給与、人材派遣費用の計画超過、販売用資材、装飾物といった販売用管理費の計画超過など、進捗管理に課題が多い状況にある。個別営業損失7億3700万円、経常損失5億3800万円、四半期純損失6億7600万円となっている。

新規出店は、前四半期までにオープンいたしましたマックスバリュ平岡店(兵庫県加古川市)、ザ・ビッグ境港店(鳥取県境港市)、マックスバリュ海田店(広島県安芸郡)、ザ・ビッグ松山山越店(愛媛県松山市)に加え、1997年にオープンしたマックスバリュ英賀保店(兵庫県姫路市)を近隣へ移転、旧店舗から売場を約1.5倍に拡大し、2019年9月7日にオープンした。

また、既存店舗のリニューアルとしては、10月26日にマックスバリュ宝殿店(兵庫県高砂市)、11月2日にザ・ビッグ北島店(徳島県板野郡)などの活性化を実施。第3四半期連結累計期間で11店舗のリニューアルを行った。

通期は、営業収益5540億円(約2倍)、営業利益69億円(約2.5倍)、経常利益71億円(約2.3倍)、親会社に帰属する当期利益23億円(約2.3倍)を見込んでいる。

第1四半期連結会計期間より、2019年3月1日付で株式交換により完全子会社化したマルナカ及び山陽マルナカ並びにマルナカの子会社7社を連結の範囲に含めている。

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