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ヤマナカ/4~12月、増税後の宣伝費増で営業利益87.5%減

2020年01月23日 11:20 / 決算

ヤマナカが1月22日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、営業収益720億8700万円(前年同期比0.9%減)、営業利益7000万円(87.5%減)、経常利益1億4700万円(78.5%減)、親会社に帰属する当期利益1600万円(96.6%減)となった。

営業収益は、前期及び今期に閉店した店舗の影響などにより減収。利益面では、消費増税後の販売促進策の強化による広告宣伝費の増加、新設店舗の経費増から、減益を計上している。

商品政策は、「ヤマナカならでは」の商品展開を推進し、日配品や米飯類の製造・販売を行う連結子会社のサンデイリーと共同で開発したオリジナル商品の展開、独自性の高いバイヤーいちおし商品の拡充に取り組んだ。

また、幅広いニーズ、各年代から支持される売場づくりを目指し、健康ニーズや時短ニーズの高まりに合わせた、低糖質・高タンパク商品の拡充、冷凍食品売場の拡大、商品の見直しを実施した。

販売政策は、同社の電子マネー付きポイントカード「グラッチェプラスカード」のお得感や買物の楽しさを感じられるよう、ボーナスポイント商品の拡充、ビンゴスタンプラリーの開催、電子マネーチャージキャンペーンなどを実施している。

店舗政策は、2019年7月に追進店(愛知県春日井市)、10月に豊田陣中店(愛知県豊田市)を新設。両店においては、同一施設内に連結子会社のプレミアムサポートが運営するスポーツクラブをオープンした。

2019年9月に白土フランテ館(名古屋市緑区)、アルテ新舞子(愛知県知多市)の2店舗の改装を実施。レジ待ち時間の短縮による利便性の向上、レジ業務の効率化を目的に安田店(名古屋市昭和区)など5店舗にセルフ精算レジを導入した。一方、経営の効率化と収益性の改善を図るため、2019年6月に陽なたの丘店を閉店している。

通期は、営業収益973億円(前期比0.3%増)、営業利益4億円(46.8%減)、経常利益4億8000万円(46.4%減)、親会社に帰属する当期利益2億円(59.3%減)を見込んでいる。

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