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アークス/2月期営業利益12.3%減、水道光熱費や人件費が増加

2022年04月14日 11:00 / 決算

アークスが4月14日に発表した2022年2月期決算によると、売上高5775億6800万円(前期比3.7%増)、営業利益155億6200万円(12.3%減)、経常利益173億600万円(11.3%減)、親会社に帰属する当期利益103億400万円(20.5%減)となった。

売上面は、オータニの業績寄与などもあり、売上高5775億6800万円(3.7%増)、売上総利益は1483億7000万円(3.6%増)、売上総利益率は25.7%(対前期比±0.0ポイント)となった。利益面では、販管費が、水道光熱費や人件費などが増加したことから販管費率は23.0%(対前期比+0.5ポイント)となり、減益を計上している。

顧客利便性向上のため、2021年11月に「アークスアプリ」をリニューアルし、アプリ上でRARAポイント付与が可能となった。「RARAプリカ(プリペイドカード)」会員向けに、プリペイドカード払いやRARAポイントからのプリカ残高チャージも、アプリ上で完結できる。リニューアル後、2022年3月末日時点のアプリ会員数は、リニューアル前と比較して約8割増加した。

また、2021年10月にラルズにおいて「アークス オンラインショップ」をオープンした。店舗で販売している生鮮食品、惣菜などの食料品や日用雑貨に加え、店舗で取り扱いのない商品を取り寄せるサービスもあり、客単価は当初計画を上回って推移している。

オープン当初は主に札幌市内の約22万世帯を対象としていたが、会員数の増加とともに対象エリアを拡大し、2022年4月14日時点では札幌市および石狩市の一部を含む約68万世帯を対象にサービスを展開している。

福原や道北アークスの一部店舗は、フードデリバリーサービス専門業者と提携し、店舗で取り扱う食料品などの配送サービスを開始している。

店舗展開は、2021年7月に「ビッグハウス青山店」(ベルジョイス)を「スーパーアークス青山店」へ、同年8月に「ラルズマート発寒店」(ラルズ)を「スーパーアークス発寒店」へ、同年9月に「ビッグハウス大麻店」(ラルズ)を「スーパーアークス大麻店」へ、計3店舗の業態変更を実施した。ユニバース3店舗、福原2店舗、道北アークス1店舗、東光ストア1店舗、道南ラルズ1店舗、オータニ1店舗の改装を行い、業態変更を含む改装店舗は合計12店舗となった。なお、新規出店・閉店はなかった。

グループ入りしたオータニの栃木県30店舗、埼玉県1店舗が加わった結果、2月末におけるグループの総店舗数は375店舗となっている。

次期は、売上高5630億円、営業利益151億5000万円、経常利益173億5000万円(0.3%増)、親会社に帰属する当期利益109億円(5.8%増)を見込んでいる。

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