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しまむら/3~5月増収増益、インフルエンサー企画好調

2022年06月27日 10:40 / 決算

しまむらが6月27日に発表した2023年2月期第1四半期決算によると、売上高1493億1900万円(前年同期比4.8%増)、営業利益146億1500万円(12.3%増)、経常利益149億5900万円(12.5%増)、親会社に帰属する当期利益102億1200万円(15.1%増)となった。

主力のしまむら事業は、ブランド力を進化させるため自社開発ブランド(Private Brand、以下PB)とサプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand、以下JB)の品ぞろえを拡充し、PBでは機能性を、JBではトレンド提案を強化した。また、旬のインフルエンサー企画、キャラクター商品を積極的に展開し、都市部店舗限定のWEBチラシで打ち出した新規インフルエンサー企画は、該当店舗の売り上げを増加させたという。

店舗開設・閉店はなく、1421店舗で、売上高は前年同期比3.1%増の1087億7300万円。

アベイル事業は、JBの3ブランドとキャラクター商品の打ち出しを拡充。JBはレディースとメンズのアウター衣料と靴・服飾雑貨をトータルで品ぞろえして、売場でコーディネート提案したことで売り上げを伸ばした。

1店舗を開設、2店舗を閉店し、店舗数は313店舗。売上高は10.0%増の145億4000万円。

バースデイ事業は、主力JBの「futafuta(フタフタ)」と「tete a tete(テータテート)」の品ぞろえを拡充し、新たにスイムグッズやレイングッズ、ベビーカーでも展開して好調に推移した。

販促では、ママインフルエンサーのインスタライブや動画配信、栄養士のオンライン離乳教室などの新たな施策が効果を発揮し、来店客数増加につながった。

1店舗を開設、1店舗を閉店し、店舗数は310店舗。売上高は8.7%増の208億3400万円。

シャンブル事業は、外出需要の高まりでサンダル、リュックサック、帽子が売り上げを伸ばした。インテリアではキャラクターのスリッパ、クッションが好調で、キッチン・ランチ用品は、JB「tsukuru&Lin.(ツクル&リン)」、「irokkoh(イロッコ)」の調理用品、食器が好調だった。品ぞろえを強化したギフト向け商品では、春ギフト、母の日ギフトに加えて、顧客が自分で商品、装飾材を選べる「ギフトマルシェ」が新たな売り上げにつながった。

3店舗を開設し、店舗数は105店舗。売上高は14.8%増の37億8600万円。

ディバロ事業は、外出需要の高まりでレディースとメンズのサンダルやスニーカーが好調で、通勤需要、オケージョン需要の回復によりパンプス、ビジネスシューズの売り上げも復調した。「靴&ファッション」の新モデル店舗を想定し、取り扱いを拡大したアウター衣料と服飾雑貨は、靴との着こなし提案を強化したことで買い上げ点数増加につながったという。販売力の強化では、SNS会員数がキャンペーン実施で拡大し、来店客数が増加した。

店舗開設・閉店はなく、15店舗での営業で、売上高は6.5%増の1億9100万円。

通期は、売上高6066億800万円(3.9%増)、営業利益520億5800万円(5.3%増)、経常利益529億9800万円(4.8%増)、親会社に帰属する当期利益371億9700万円(5.0%増)を見込んでいる。

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