流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ライフ/3~11月、水道光熱費など販管費上昇で営業利益31.2%減

2023年01月11日 10:50 / 決算

ライフが1月11日に発表した2023年2月期第3四半期決算によると、営業収益5686億8100万円、営業利益135億5900万円(31.2%減)、経常利益141億5100万円(30.0%減)、親会社に帰属する当期利益96億5200万円(29.6%減)となった。

<ライフの店舗>
ライフの店舗

新規店舗、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL(ビオラル)」などのプライベートブランド商品の強化、おいしさを追求した商品施策等を実施した結果、営業収益は5686億円となった。一方、販管費は、水道光熱費の高騰、新規出店に伴う賃借料等の各種物件費の増加に加え、採用強化等に伴う人件費も増加し減益となった。

持続可能で豊かな社会の実現に向けた取り組みとして、年間4000トン以上の食品廃棄物の削減と再生可能エネルギーの創出を実現する業界最大規模の天保山バイオガス発電設備を3月から本稼働、東京本社・大阪本社及び大阪本社に隣接するセントラルスクエア西宮原店で使用している電力を4月から全て再生可能エネルギー由来の電力に切り替えた。電力価格高騰、電力逼迫への対応として店舗及び本社では、空調の設定温度調整や照明の一部消灯等の節電に取り組んだ。

また、社会貢献の一環として、京都市等が立ち上げた支援組織「ウクライナ・キーウ京都市民ぐるみ受入支援ネットワーク」に協力するため、京都市内在住のウクライナから避難した人々へ食料品・生活用品を提供した。

新規店舗は、「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店(東京都)」に加え4月にカメイドクロック店(東京都)、堀川北山店(京都府)、5月にビオラル新宿マルイ店(東京都)、7月に守口滝井店(大阪府)、西荻窪店(東京都)、9月に豊洲店(東京都)、花園中央公園店(大阪府)、四条大宮店(京都府)、10月にビエラ蒔田店(神奈川県)の10店舗を出店するとともに、既存店舗の志紀店、大淀中店、市川国分店で健康志向・簡単・便利に対応した商品群、冷凍食品等の品揃えを拡充するとともに、セントラルスクエアなんば店別館に近畿圏最大規模の「BIO-RAL(ビオラル)」コーナーを設置する等4店舗で改装を行った。

通期は、営業収益7630億円、営業利益170億円(25.9%減)、経常利益180億円(24.0%減)、親会社に帰属する当期利益115億円(24.4%減)を見込んでいる。

■ライフコーポレーションの関連記事
ライフ/ビール容器包装の紙使用量約68%削減、首都圏でテスト販売

関連記事

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧