サンドラッグ/4~12月営業利益7.5%増、売上増・節電が奏功
2023年02月14日 11:10 / 決算
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サンドラッグが2月14日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高5195億5300万円(前年同期比5.7%増)、営業利益294億9300万円(7.5%増)、経常利益299億2900万円(7.1%増)、親会社に帰属する当期利益203億6400万円(7.2%増)となった。
ドラッグストア事業の売上高は3393億2700万円(5.0%増)、営業利益は186億6300万円(4.1%増)。
外国人観光客受け入れ、国内行動制限の緩和等により足元での化粧品需要は伸長した。一方、駅前型店舗は、依然として回復途上の状況が続いているという。
積極的な新規出店に加え、風邪薬需要の増加により、売上高が前年同期を上回っている。経費面は電子棚札導入により生産性の向上を図るとともに、全社的に節電に取り組み経費抑制した。販管費は、エネルギーコスト上昇影響はあるものの、節電対策・人時のコントロールなどにより抑制した。
ディスカウントストア事業の売上高は2180億1500万円(7.1%増)、営業利益は108億2900万円(13.7%増)。
お酒の値上げ前の駆け込み需要や食料品、ペット用品が引き続き好調に推移し、売上高が前年同期を上回った。
グループ全体の出店などの状況は、50店舗を新規出店し92店舗で改装をしたほか、15店舗を閉店し活性化した。2022年10月に、四国エリアのフランチャイジーであった大屋(56店舗)の全株式を取得し完全子会社化した。2022年12月末のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業993店舗(直営店763店舗、星光堂薬局73店舗、サンドラッグプラス64店舗、大屋56店舗、フランチャイズ等37店舗)、ディスカウントストア事業349店舗(ダイレックス349店舗)の合計1342店舗。
通期は、売上高6930億円(6.8%増)、営業利益354億円(4.0%増)、経常利益360億円(3.6%増)、親会社に帰属する当期利益242億円(1.5%増)を見込んでいる。
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