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ゲオHD/3月期、生活防衛手段でリユース商材好調・増収増益

2023年05月18日 10:10 / 決算

ゲオホールディングス5月12日に発表した2023年3月期決算によると、売上高3773億円(前年同期比12.7%増)、営業利益106億2000万円(29.9%増)、経常利益119億2600万円(23.4%増)、親会社に帰属する当期利益56億8100万円(5.1%減)となった。

<ゲオ>
ゲオ

リユース系リユース商材は、高級時計の世界的相場下落の影響により、リユースラグジュアリー商材を扱うOKURA TOKYOは厳しい状況となった。一方で、リユース衣料・服飾雑貨は、物価高による生活防衛手段としてリユースへの需要が高まり、また、リユース購入に対する抵抗感が薄くなる意識変化もあり、2nd STREETが好調に推移したことにより、リユース系リユース商材全体の売上は増加した。

メディア系リユース商材の動向としては、旧作ゲームソフトの購入においてもダウンロード版の普及が浸透してきており、リユースゲームソフトの売上は減少したが、ゲームソフトのタイトルには恵まれ、リユースゲーム機器本体は売上が増加した。また、スマートフォンやタブレット端末などのリユース通信機器は、端末SIMロック販売の原則禁止により市場の活性化に加え、新品価格の高騰による節約志向が、リユース通信機器の販売に好影響としてあらわれ、メディア系リユース商材全体の売上は増加した。

新品商材は、家庭用ゲーム機「PlayStation5」本体の供給改善と、ヒットタイトルに恵まれ、売上は増加した。レンタル商材は、配信サービスの普及とレンタル市場の縮小に伴い、想定の範囲内で売上は減少した。

2nd STREET USAは、米国会計基準の対応により使用権資産・リース債務を111億9300万円計上した。また、営業損益が継続してマイナスとなる国内店舗は、減損損失12億5000万円を計上した。

次期は、売上高4000億円(6.0%増)、営業利益130億円(22.4%増)、経常利益135億円(13.2%増)、親会社に帰属する当期利益70億円(23.2%増)を見込んでいる。

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