流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





コスモス薬品/5月期、関東地区に37店出店など出店攻勢で増収増益

2023年07月11日 10:00 / 決算

コスモス薬品が7月10日に発表した2023年5月期決算によると、売上高8276億9700万円(前年同期比9.6%増)、営業利益301億2800万円(1.1%増)、経常利益330億8600万円(0.7%増)、親会社に帰属する当期利益237億9700万円(2.8%増)となった。

<コスモス薬品>

急激な為替の変動や長期化するロシア・ウクライナ戦争の影響等で先行きが不透明な状況が続いた。特に、エネルギーコストの上昇は日本経済全体に与える影響が大きく、様々な商品やサービス価格上昇の一因となっている。これにより、消費者の節約志向はより一層強まり、小売業を取り巻く環境は厳しさを増した。

このような状況だからこそ、グループはローコストオペレーションの推進によって価格競争力を高め、消費者にとって「安くて、近くて、便利なドラッグストア」となれるよう力を注いだ。

出店戦略では、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、次々と新規出店をした。同時に、新商勢圏への店舗網拡大を図った。これにより、関東地区に37店舗、中部地区に26店舗、関西地区に12店舗、中国地区に12店舗、四国地区に8店舗、九州地区に23店舗の合計118店舗を新たに開設した。また、スクラップ&ビルドにより4店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は1358店舗となった。

次期は、売上高9160億円(10.7%増)、営業利益302億円(0.2%増)、経常利益332億円(0.3%増)、親会社に帰属する当期利益238億円(0.0%増)を見込んでいる。

■コスモス薬品の関連記事
コスモス薬品、サンドラッグ、スギ/販促DXを支援「買ったよフラグ」導入

関連記事

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧