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コーナン商事／3～5月、第1四半期で3年ぶりに増収増益

2023年07月12日 10:10 ／ 決算

コーナン商事が7月11日に発表した2024年2月期第1四半期決算によると、営業収益1150億8000万円（前年同期比3.3％増）、営業利益81億9400万円（4.2％増）、経常利益77億900万円（5.0％増）、親会社に帰属する当期利益55億2300万円（11.0％増）となった。

コーナン商事

第1四半期としては、3年ぶりに増収増益だった。

売上高は好調なPRO業態と新規出店の上積みもあり増収、利益面も粗利益率が前年並みまで回復し、既存店を中心に販管費の伸びをコントロールできたことなどにより、増益となっている。

既存店は前年同期比売上高0.2％増、客数6.8％減、客単価7.5％増。

ホームセンター業態は、強みであるペット用品、園芸用品などが好調で増収。粗利益率も価格や仕入れ値の見直しにより改善。営業利益率は、主に新店などに伴う販管費増加により低下した。

PRO業態は、売上高は、顧客ニーズを捉え堅調を維持。粗利益率はホームセンター業態と同様に上昇し、営業利益率も、経費コントロールの成果により上昇している。

建デポは新規出店やPB商品の導入を中心とした既存店の改装効果により、売り上げ、粗利益率ともに堅調に推移した。

コーナンベトナムは、新規出店および既存店の認知度向上による売上高の上昇に加え、PB商品や現地のストアブランド商品の仕入れと販売を強化し、粗利益率は大幅に伸びている。

店舗施策は、ホームセンターコーナン2店舗、コーナンプロ2店舗、建デポ1店舗を出店。ホームセンターコーナン1店舗、コーナンプロ1店舗を閉店したため、5月末現在の店舗数は539店舗（ホームセンターコーナン326店舗、コーナンプロ120店舗、CAMP DEPOT 9店舗、KOHNAN VIETNAM11店舗、建デポ直営店70店舗・FC店3店舗）となっている。

通期は、営業収益4532億円（3.2％増）、営業利益228億円（3.5％増）、経常利益209億円（0.8％増）、親会社に帰属する当期利益134億5000万円（1.6％増）を見込んでいる。

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