松屋フーズHD/4~6月、原価率が上昇し営業損失3800万円
2023年08月02日 11:20 / 決算
松屋フーズホールディングスが8月2日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高281億円(前年同期比12.6%増)、営業損失3800万円(前期は2億6800万円の損失)、経常利益1億1500万円(91.8%減)、親会社に帰属する当期損失200万円(前期は8億6500万円の利益)となった。
売上高は、既存店売上が14.7%増と前年を上回ったことに加え、前年度以降の新規出店等による売上増加分が寄与したこと等により、増収となった。一方で、エネルギー費、各種調達価格の上昇等により、原価率は前年同期の33.6%から34.2%と上昇した。また、売上高の増加により、固定費の占める割合が低下したこと等により、販売費及び一般管理費は、前年同期の67.5%から65.9%へと改善した。自社おいて重視すべき指標と認識しているFLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、前年同期の67.2%から67.7%へと上昇した。その結果、営業損失となった。
グループは、“みんなの食卓でありたい”をスローガンに、アフターコロナの新たな食のインフラとしての責務を果たすべく、「新規出店」「既存店改装」「人材投資」の持続的成長投資に重点を置き、諸施策を推進し、業容の拡大と充実に取り組んだ。
新規出店では、牛めし業態6店舗、とんかつ業態1店舗、鮨業態1店舗の合計8店舗を出店した。一方で、直営の牛めし業態店1店舗、その他業態2店舗の合計3店舗は撤退した。また、台湾の子会社が連結対象会社となったことにより、既存店5店舗が加わり、期末店舗数はFC店を含め、1220店舗(うちFC5店舗、海外13店舗)となった。業態別内訳は、複合化によるとんかつ業態からの牛めし業態への業態変更1店舗を実施し、牛めし業態1001店舗、とんかつ業態179店舗、鮨業態10店舗、その他の業態30店舗となった。新規出店を除く設備投資は、86店舗の改装(全面改装1店舗、一部改装85店舗)を実施したほか、工場生産設備などに投資を行った。
通期は、売上高1136億円(6.6%増)、営業利益10億円(31.9%減)、経常利益14億円(64.2%減)、親会社に帰属する当期利益4億円(68.1%減)を見込んでいる。
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