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ジョイフル本田/6月期営業利益9.3%減、光熱費の高騰・出店費用が響く

2023年08月02日 16:32 / 決算

ジョイフル本田が8月2日に発表した2023年6月期決算によると、売上高1233億6200万円(前年同期比0.2%減)、営業利益110億9500万円(9.3%減)、経常利益122億4000万円(7.4%減)、四半期純利益85億2800万円(23.2%減)となった。

<ジョイホン吉岡店>
ジョイホン吉岡店

売り上げ面は横ばい、利益面では、 光熱費の高騰、新店舗の出店経費などが利益を圧迫した。

インテリア、リフォーム、プロ用品など「住まい」に関する分野の売上高は、707億2800万円(0.7%減)。ペット・レジャー、日用品など「生活」に関する分野の売上高は、526億3300万円(0.6%増)。

デイリー・日用品は価格戦略変更により減少。リフォーム事業は競合店増加している。利益率の高い「住まいの分野」を拡大することで収益構造を継続的に改革している。

ワンストップ・ショッピングを実現するための「必要必在」のアクションでは、プロ職人が使用する専門性が高い資材・素材・工具等の積極的投入、防災用品コーナーの見直しと拡張を実施。各商品グループの品ぞろえを増強、通年EDLP(エブリデイ・ロープライス)商品を拡充している。

「生活提案」のアクションでは、変化する顧客の潜在的ニーズや要望に的確に対応した商品をセレクトする専門の担当者を配置し、海外直輸入商材を拡充している。同社独自のプレミアム商品の企画・開発等にも注力、新生活空間の提案を行い発見のある魅力的な売場づくりに取り組み、他社との差別化を図っているという。

4月には、これらの取り組みを具現化した新店舗「ジョイホンパーク吉岡」を群馬県北群馬郡吉岡町にオープン。パーク全体の共通コンセプトとして「すべての日常に、エンタメを。」を掲げ、知的好奇心を揺さぶる「非日常体験」を演出し、「何度でも繰り返し行きたい」を感じさせる唯一無二の広域商圏型ワンストップショッピングパークを目指している。

同店舗では「住まいのコンシェルジュ」として、顧客ニーズに合わせホームセンター事業とリフォーム事業が一体となった多角的なコンサルティング営業を展開。同社としては、12年ぶりに新規オープンした超大型店でありフラッグシップショップとして、既存店とのコラボレーションによる地域ドミナント化を推進している。

次期は、売上高1340億円(8.6%増)、営業利益103億円(7.2%減)、経常利益112億6000万円(8.0%減)、四半期純利益78億円(8.5%減)を見込んでいる。

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