マツキヨココカラ/4~6月増収増益、都市部・駅前立地店が回復
2023年08月10日 15:46 / 決算
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マツキヨココカラ&カンパニーが8月10日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高2482億2200万円(前年同期比9.2%増)、営業利益174億5000万円(41.2%増)、経常利益186億4500万円(37.5%増)、親会社に帰属する当期利益119億9700万円(51.3%増)となった。
マツモトキヨシグループは、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことに伴い、都市部、繁華街、商業施設内などの人流が拡大したことで、医薬品、化粧品、新発売やリニューアルしたPB(プライベートブランド)商品も順調に拡大した。この3年間に及ぶコロナ禍の中でも免税対応店舗数を戦略的に拡大したことで、回復しつつあるインバウンド需要の獲得にもつながっているという。
さらに、アジアを中心とした新たな進出国の開拓や海外店舗展開、越境EC事業の拡大を図るため、海外SNSの活用、グローバル会員獲得によるアプローチ強化、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発などに積極的に取り組んでいる。
海外店舗展開として、6月末の海外店舗数は、タイ王国で23店舗、台湾で21店舗、ベトナム社会主義共和国で5店舗、香港で6店舗の合計55店舗となっている。
6月末現在、調剤薬局数は414店舗となり、厚生労働省の認可を受けた健康サポート薬局数は41店舗。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は198店舗まで拡大している。グループ合計で1870店舗。
ココカラファイングループは、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことに伴い、都市部の店舗や駅前立地の店舗を中心に医薬品、化粧品、新発売やリニューアルしたPB(プライベートブランド)商品が好調に推移している。
また、マツモトキヨシグループで培ったKPI(重要業績評価指標)管理を徹底し、ロイヤルカスタマー醸成に向けた効率的かつ効果的な販促策を実行している。6月末現在、調剤薬局数は521店舗となり、健康サポート薬局数は103店舗、グループ合計で1550店舗。
通期は、売上高9800億円(3.0%増)、営業利益645億円(3.6%増)、経常利益690億円(3.4%増)、親会社に帰属する当期利益420億円(3.6%増)を見込んでいる。
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