クオールHD/4~9月営業利益11.5%減、薬価改定など影響
2023年11月02日 16:59 / 決算
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クオールホールディングスが11月2日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高885億4000万円(前年同期比7.4%増)、営業利益35億5900万円(11.5%減)、経常利益36億7500万円(11.9%減)、親会社に帰属する当期利益18億8800万円(20.2%減)となった。
保険薬局事業の売上高は809億6600万円(7.2%増)、営業利益は47億1400万円(6.8%減)。
薬価改定及び調剤報酬の改定に係る地域支援体制加算の経過措置終了などにより、薬剤料単価および技術料単価は低下した。しかし、前期に実施したM&Aや新規出店の寄与と、在宅・施設調剤の推進により既存店の受付回数は増加している。
出店状況は、新規出店15店舗、事業譲受による取得2店舗の計17店舗増加した一方、閉店により4店舗減少した結果、事業全体で店舗数は905店舗となった。
医療関連事業の売上高は75億7300万円(9.7%増)、営業利益は6億5800万円(1.9%増)。
CSO事業においては、MR派遣需要の拡大により、派遣数が増加した。今後も、MR派遣数を増加させ、幅広い経験を持つ人財の採用や、専門領域MRの育成プログラムなど質の高い教育に注力していく。
また、医薬品や食品など開発業務の受託事業は、食品試験を中心とした受注の増加により拡大している。
紹介派遣事業においては、各職種において紹介派遣の需要が順調に拡大するとともに、取引先数の増加や営業の業務分業化などの取り組みにより、成約件数が増加している。医師・看護師の短期求人案件のマッチングプラットフォームを有するオンコールを4月にグループ化したことで、グループ化によるシナジーを生かし、さらなる事業拡大につなげていく。
通期は、売上高1800億円(5.9%増)、営業利益100億円(5.3%増)、経常利益107億円(6.0%増)、親会社に帰属する当期利益62億円(9.6%増)を見込んでいる。
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