ウエルシア/3~11月営業利益1.2%減、コロナ需要の反動
2024年01月09日 17:27 / 決算
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ウエルシアホールディングスが1月9日に発表した2024年2月期第3四半期決算によると、売上高9104億6000万円(前年同期比7.6%増)、営業利益311億500万円(1.2%減)、経常利益342億9500万円(6.2%減)、親会社に帰属する当期利益203億8200万円(3.6%減)となった。
同日行われた決算説明会で松本忠久社長は「マスクや検査キットといった新型コロナウイルス感染症第8波により伸長した商品の反動減が大きく、利益面はすべての段階で前年同期を下回った。第4四半期も、コロナ関連需要の反動が業績に影響を与えることが見込まれる。プライベートブランド商品の拡販による粗利率改善、化粧品の販促強化で、カバーしたい」と述べた。
物販部門は、コロナ関連商品の反動減はあったものの、早期のインフルエンザの流行も反映した自宅療養者の増加による総合感冒薬などの医薬品、外出需要の増加を背景にした化粧品の売上増加により、既存店売上は堅調に推移している。
調剤部門においては、調剤併設店舗数の増加(2023年11月末現在2117店舗)や受診控えの解消により、処方箋受付枚数が増加した。
プライベートブランド(PB)売上高は前年同期比17%増と好調だった。
今期から導入した「WAON POINT」サービスに伴い、2023年11月末現在で同社のポイント会員であるウエルシアメンバーは約990万人、ウエルシアメンバーのうちWAON POINTカードと連携した登録者は約650万人。
また、グループ全体で84店舗の出店と34店舗の閉店を実施し、2023年11月末現在グループの店舗数は2813店舗となった。松本社長は「出店は今期全体で計画より10店舗少なくなる予定。人件費、建築費の高騰で、以前の基準で出店していては経費を吸収できないので、出店基準を見直ししている」と話している。
通期は、売上高1兆2300億円(7.5%増)、営業利益480億円(5.2%増)、経常利益525億円(0.7%増)、親会社に帰属する当期利益280億円(3.6%増)を見込んでいる。
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