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安楽亭/「歌舞伎町店」をリニューアル、Z世代向け韓国料理など導入

2024年01月09日 18:22 / 店舗レポート

安楽亭は1月9日、昨年12月15日にリニューアルした「安楽亭歌舞伎町店」(東京都新宿区)を報道陣に公開した

<店舗外観>

安楽亭は、1963年に1号店を埼玉県蕨市に創業し、2023年11月に60周年を迎えた焼肉レストラン。コストパフォーマンスの良さでファミリー層を中心に支持を集め、脂肪注入や結着加工をしない「自然肉」をリーズナブルな価格で食べられる。関東圏に現在140店舗以上(同社グループで300店舗以上)を展開している。

今回、リニューアルオープンした「歌舞伎町店」は、歌舞伎町の賑わいと、ソウルのポップさを融合させたイメージの店構え。安楽亭を知らない若い人にも訴求する狙いで、韓国グルメのメニューを1から新開発。同社初のセルフアルコールバーも導入した。想定客単価は2500円。都心の店舗でZ世代向けを意識したポチャ(韓国屋台)料理を中心に、顧客層の拡大と若返りを図っていく。

<小野目次長>

営業企画部の小野目一大次長は「安楽亭を知らない若い世代の方にどうやって知ってもらえるかが当社の課題になっている。その中で韓国ブームの波があり、カジュアルな韓国料理を新たに取り入れた。安楽亭の『自然肉』をアピールするため、焼肉のメニューはほぼ変えていない」と説明する。

また、オープンしてから3週間経過した現況については、「予定の売上は達成したが、さらに若年層の呼び込みを図っていきたい」と述べた。

<新メニューを開発>

同社は、これまでにも韓国フェアやキッチンカー業態で韓国グルメを販売しているが、「歌舞伎町店」リニューアルに合わせて新メニューを1から開発した。新メニューの取り扱いを拡大する予定はしばらく無いという。人気の出たメニューはフェア開催などを通じて全国でも販売する考えだ。

小野目次長は「屋台グルメをカジュアルに楽しんでもらえるよう情報収集し、揚げたチーズのスナックなど本場の流行りも導入した。演出が無いと話題にならないため、昔ながらのオーセンティックな感覚の料理とは異なるスタイルも取り入れている」と話す。

<明洞チキン/明洞チーズナゲット>

新商品の「明洞チキン」(1ピース税別240円、2ピース450円、4ピース780円)は、ザクザクした食感の大ぶりチキン。旨辛味のヤンニョム、甘いチーズを振りかけたスノーチーズ、甘党向けのチョコ&アーモンドなど計8フレーバーを用意した。顧客がさまざまなフレーバーを楽しめるよう、社長の提案で1ピースから注文できるようにしている。

「明洞チーズナゲット」(580円)はスイートチリソースと相性の良いナゲットだ。

<韓ロゼラーメン>

「韓ロゼラーメン」(880円)は、韓国製の即席ラーメンと安楽亭のスープベースを組み合わせたピリ辛ラーメン。上に乗せた生クリームと玉子が、店内製造の牛だしスープと溶け合うことで濃厚な味わいとなる。

<アルコールバーを常設>

安楽亭で初となる「アルコールバー」(100分990円)を導入。制限時間内にお酒を存分に楽しめる。チャミスルやマッコリ、美酢も用意し、セルフで様々な組み合わせを試せるのも特徴だ。

<お馴染みの焼肉も用意>

焼肉単品、食べ放題メニューも他店舗同様に用意している。安楽亭のこだわりは「自然肉」であるということ。保存料・着色料不使用で、脂肪注入や接着成型肉を一切使っていない。最新の内装で、韓国屋台料理に飲み放題のアルコール、お馴染みの焼肉も楽しめる。

取材・執筆 古川勝平

■安楽亭 歌舞伎町店
TEL:03-3204-9287
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-23-14 第一メトロビル2階
営業時間:11時~23時20分(休前日11時~28時20分)、ラストオーダー各20分前

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