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フジ/3~11月営業収益3%増、既存店改装で活性化

2024年01月10日 15:35 / 決算

フジが1月10日に発表した2024年2月期第3四半期決算によると、営業収益5949億9600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益72億6300万円(36.0%増)、経常利益89億6800万円(31.2%増)、親会社に帰属する当期利益50億7000万円(18.7%減)となった。

フジ

営業収益は堅調に推移し増収。賃上げの実施により上昇した人件費は未来への積極的な投資と捉える一方で、プロセスセンターの活用やデジタル化の推進などによる生産性の向上に取り組んだ。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期に投資有価証券売却益を特別利益に計上した影響により減益となった。

フジ・リテイリングの売上高は、食料品前年同期比4.7%増、衣料品1.9%増、住居関連品2.2%減、移動スーパー事業31.4%増、テナント事業同6.6%増と堅調に推移した。

また、イオングループプライベートブランド「トップバリュ」の本格導入を開始しており、食料品500品目、衣料・住居関連品320品目、合計820品目の導入を年度計画として進めている。

店舗面では、3月にラクア緑井(みどりい)(広島市安佐南区)がグランドオープン、9月にフジ志津川(しつかわ)店(愛媛県東温市)、11月に子会社であるニチエーから営業を譲り受けたフジ福山三吉(ふくやまみよし)店(広島県福山市)と建て替えを行っていたフジ今治(いまばり)店(愛媛県今治市)をオープンした。

既存店は、前四半期までに4店舗において改装による活性化を行うとともに、冷蔵ケースや什器の更新など、店頭の不具合解消にも積極的に取り組んでいる。

マックスバリュ西日本の売上高は、食料品2.4%増、衣料品2.5%減、住居関連品2.1%増となっている。

店舗面では、10月にマルナカ中府(なかぶ)店(香川県丸亀市)を新規オープンした。

既存店は、10月にマルナカ白鳥(しろとり)店(香川県東かがわ市)、11月にマルナカスーパーセンター宇多津(うたづ)店(香川県綾歌郡宇多津町)、マルナカ北条(ほうじょう)店(愛媛県松山市)など前四半期までに実施した店舗と合わせ20店舗において、改装による活性化を行った。

一方で9月には、マックスバリュ古宮(こみや)店(兵庫県加古郡播磨町)、マックスバリュ小月(おづき)店(山口県下関市)の2店舗を閉店した。

通期は、営業収益7959億円(1.4%増)、営業利益115億円(1.6%増)、経常利益135億円(1.0%増)、親会社に帰属する当期利益51億円(43.5%減)を見込んでいる。

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