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マックスバリュ東海/3~11月増収増益、PB値下げ・増量など販促強化

2024年01月12日 16:08 / 決算

マックスバリュ東海が1月12日に発表した2024年2月期第3四半期決算によると、営業収益2723億3100万円(前年同期比4.6%増)、営業利益87億1800万円(40.1%増)、経常利益86億9200万円(39.6%増)、親会社に帰属する当期利益54億4700万円(36.8%増)となった。

国内事業では、全店売上高の前年同期比は4.9%増、既存店売上高では3.8%増。

時間帯に応じた品ぞろえや鮮度・出来たて商品の訴求といった基本の徹底に注力するとともに、デリカ商品の拡充や、冷凍食品の品ぞろえ拡大に向けた冷凍ケースの入替を51店舗で実施するなど、成長カテゴリー商品の販売強化に取り組んできた。

食料品の値上げに伴う節約志向の高まりに対しては、火水曜市や感謝デーといった得意日の販促強化とともに、低価格・高品質な商品の提供に努める「トップバリュ」の一部品目の値下げや増量キャンペーンの展開強化に取り組み、食べきり・使いきりに適した小容量商品の品ぞろえを拡充。イオンのトータルアプリである「iAEON」の値引きクーポン配信など、デジタル販促も活用している。

また、レジ精算の利便性向上やレジ関連業務の削減に向けてキャッシュレスセルフレジを72店舗で導入し、導入店舗数を計223店舗まで拡大。日本気象協会が提供する気象予測データを活用した生鮮食品の自動発注支援システムを全店舗の農産部門に導入し、発注精度の向上による在庫量の適正化を進め、発注業務の負担軽減による生産性向上にも取り組んだ。

店舗展開については、三重県志摩市におけるエリア戦略の一環として、11月にマックスバリュエクスプレス志摩波切店、マックスバリュ志摩和具店の2店舗を新規開設。既存店舗の競争力を高めるべく、10月に同市内のマックスバリュ鵜方店の大型改装も実施したことで、第3四半期累計期間の新規開設店舗数は計6店舗、改装実施店舗数は計5店舗となった。

顧客接点の創出については、「Uber Eats」を利用した商品配達サービスの拠点として、4県下への新規展開を含めた35拠点を開設し、総計56拠点まで拡大。2022年に静岡県で運行を開始した移動スーパーについては総計13台を運行している。

通期は、営業収益3600億円(2.5%増)、営業利益106億円(2.9%増)、経常利益105億円(2.1%増)、親会社に帰属する当期利益57億円(7.6%減)を見込んでいる。

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