王将フードサービス/4~12月は調理研修・接客研修などを強化し増収増益
2024年02月05日 11:20 / 決算
王将フードサービスが1月31日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高755億2900万円(前年同期比9.4%増)、営業利益75億2100万円(26.7%増)、経常利益77億4200万円(10.1%増)、親会社に帰属する当期利益56億2900万円(24.9%増)となった。
王将調理道場での調理研修では、実地と並行してオンラインを活用して受講者の拡大を図ったほか、調理技能検定試験の刷新や「美味しさの science」と銘打った「調理知識研修」の定着などで、調理技術のさらなる向上を図った。また、お客に快適な食空間を提供するため、人にしかできないホスピタリティあふれる接客対応の習得を目的とした「接客対応研修」にも注力した。
第3四半期連結累計期間において、直営4店舗の新規出店及びFC加盟店2店舗の直営への移行、直営1店舗の建替え、直営1店舗の移転を行った。新規出店では、2023年5月に「海老名上郷店」、6月に「国道4号幸手店」、7月に「イオンなかま店」、8月に「トライアル宇都宮店」をオープンした。
FC推進戦略では、前連結会計年度に続き、FC加盟店におけるQSCの「王将スタンダード」を徹底することで、QSCレベルのさらなる向上を進めてきた。調理に関しては、直営店と同一のレシピ・調理方法の徹底により、料理の品質の安定化と向上に努めた。特に「忘れられない中華そば」は、当社のショップアドバイザーがFC加盟店を巡回して調理指導をした。
衛生管理では、直営店と同じマニュアルによる衛生管理と清掃の手順をFC加盟店に定着させ、衛生管理専門部署がFC店長を対象とした講習を実施するなど、一層の強化を図った。また、販売促進では、全店イベント実施時にFC加盟店の店頭告知を強化するなど、直営店舗と一体となった取り組みをした。こうした施策の遂行により、FC加盟店の売上は過去最高となるなど好調に推移し、第3四半期連結累計期間における工場からFC加盟店に対する出荷売上は、過去最高売上を記録した。
通期は、売上高1013億9400万円(9.0%増)、営業利益93億円(16.5%増)、経常利益95億2700万円(4.2%増)、親会社に帰属する当期利益66億6900万円(7.3%増)を見込んでいる。
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