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ジョイフル本田/7~12月営業利益10.7%減、クレジット手数料が増加

2024年02月05日 17:04 / 決算

ジョイフル本田が2月2日に発表した2024年6月期第2四半期決算によると、売上高633億3200万円(前年同期比1.8%増)、営業利益55億2700万円(10.7%減)、経常利益60億8900万円(9.0%減)、四半期純利益41億8000万円(8.9%減)となった。

<柏モディでポップアップストア「JOYFUL Petit」開催>
JOYFUL Petit
※2023年11月16日流通ニュース撮影。「JOYFUL Petit」は2024年1月9日で終了

売り上げ面、は吉岡店出店効果により増収だった。気候の変化や競合リフォーム店の増加の影響により、既存店売上高は前年同期比2.1%減。

利益面では、キャッシュレス決済の増加でクレジット手数料が増加。千代田店・古河店における空調設備などの修繕費が増え、販管費が5.9%増だったことなどから、減益を計上している。

残暑の長期化や暖冬の影響により、季節商材が不調だった。原材料高騰への対応、専門性の高い商品の積極的導入により客単価は前年に比べ増加している。

資材・プロ用品は資材で価格高騰の影響があったもののプロ用品の売り上げは好調に推移。粗利は気候の変化を起因としたガーデン・ファームグループの値下げにより減少した。

荒川沖店、守谷店、市原店、小山駅前店に続き、君津店の資材・プロ用品売り場の増強を開始。今後も他の既存ホームセンターにも「プロショップ化」を拡大する。2024年2月には、栃木県宇都宮市に単独店としてのプロショップ「本田屋」4号店のオープンを予定している。

また、戦略的な成長投資として、住宅リペア(修理・修繕)を手掛ける和工房(埼玉県さいたま市)の全株式を譲り受けている。

さらに「現場力」の向上につながる取り組みとして、ダイバーシティ推進委員会の女性メンバーが中心となりマーケティングから企画立案、店舗の運営方法まで全てを担当したポップアップストア「JOYFUL Petit(ジョイフル プチ)」を、2023年11月16日から2024年1月9日、千葉県柏市の商業施設「柏モディ」に出店した。

このダイバーシティ推進社外プロジェクト第1弾の実現は、今後誰もが新たな企業活動にチャレンジできる機会を創出することになり、全社員がやりがいを持って働ける職場環境を醸成していきたい考え。

通期は、売上高1340億円(8.6%増)、営業利益103億円(7.2%減)、経常利益112億6000万円(8.0%減)、四半期純利益78億円(8.5%減)を見込んでいる。

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