流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アインHD 決算/5~1月、調剤事業・ドラッグストア共に堅調で増収増益

2024年03月05日 10:30 / 決算

アインホールディングスが3月1日に発表した2024年4月期第3四半期決算によると、売上高2963億6000万円(前年同期比12.3%増)、営業利益143億500万円(22.4%増)、経常利益150億5000万円(21.7%増)、親会社に帰属する当期利益87億3000万円(31.7%増)となった。

<アイングループ>

ファーマシー事業においてグループでは、医療機関等との連携、お薬手帳等を活用した服薬情報の一元的・継続的な把握、在宅医療対応等により、患者が住み慣れた地域で安心して医療を受けることができるよう、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んでいる。

また、患者の利便性向上のためのDX推進にも積極的に取り組んでおり、2022年から提供しているアイン薬局公式アプリに加え、2023年10月にはアイン薬局LINE公式アカウントを開設し、処方せん送信サービスをより手軽に利用できるようになった。

第3四半期累計期間では、新型コロナウイルス感染症治療薬を含めた高額医薬品処方への対応が増加傾向にあることで処方せん単価が上昇するとともに、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へ移行したことによる外来受診抑制の緩和に加え、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮等の患者サービス向上により処方せん枚数についても増加した。

同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計25店舗を出店し、11店舗を閉店、2店舗を事業譲渡したことで、グループにおける薬局総数は1221店舗となった。

リテール事業のコスメ&ドラッグストア事業では、国内外の人流の回復により客数が堅調に推移するとともに、顧客の購買傾向が感染対策商品から自社の強みであるコスメ関連商品等へ変化していることで単価が上昇した。中でも、注力しているアジアンコスメの売上が伸長しており、今後も購買動向を注視し、商品力の強化や魅力的な売場づくりを継続している。

同期間の出店状況は、5店舗を出店、2店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は81店舗となっている。

通期は、売上高3902億6300万円(8.8%増)、営業利益184億5000万円(15.3%増)、経常利益193億4000万円(13.3%増)、親会社に帰属する当期利益100億円(8.3%増)を見込んでいる。

■アインホールディングスの関連記事
アインHD/子会社再編でM&A先をアインファーマシーズに統合

関連記事

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧