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アインHD/5~10月、ファーマシー事業堅調で増収増益

2023年12月07日 11:00 / 決算

アインホールディングスが12月6日に発表した2024年4月期第2四半期決算によると、売上高1937億2700万円(前年同期比13.2%増)、営業利益87億4900万円(28.9%増)、経常利益93億3800万円(28.2%増)、親会社に帰属する当期利益52億5700万円(38.2%増)となった。

<アイングループ>

ファーマシー事業では、グループとして、医療機関等との連携、お薬手帳等を活用した服薬情報の一元的・継続的な把握、在宅医療対応等により、患者が住み慣れた地域で安心して医療を受けることができるよう、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んだ。

また、患者の利便性向上のためのDX推進にも積極的に取り組んでおり、2022年から提供しているアイン薬局公式アプリに加え、2023年10月にはアイン薬局のLINE公式アカウントを開設し、処方せん送信サービスをより手軽に利用できるようにした。

今回、新型コロナウイルス感染症治療薬を含めた高額医薬品処方への対応が増加傾向にあることで処方せん単価が上昇するとともに、新型コロナウイルス感染症の位置づけが
5類感染症へ移行したことによる外来受診抑制の緩和及びインフルエンザの早期流行が影響したことに加え、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮等の患者サービス向上により処方せん枚数についても増加している。

同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計15店舗を出店し、5店舗を閉店、2店舗を事業譲渡したことで、グループにおける薬局総数は1217店舗となった。

リテール事業のコスメ&ドラッグストア事業では、国内外の人流の回復により客数が堅調に推移するとともに、顧客の購買傾向が感染症対策商品から自社の強みであるコスメ関連商品等へと変化していることで単価が上昇した。

また、販売費及び一般管理費の低減により利益率が向上した。引き続き、購買動向を注視し、商品力の強化や魅力的な売場づくりを継続する。同期間の出店状況は、2店舗を出店し、2店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は78店舗となった。

通期は、売上高3902億6300万円(8.8%増)、営業利益184億5000万円(15.3%増)、経常利益193億4000万円(13.3%増)、親会社に帰属する当期利益100億円(8.3%増)を見込んでいる。

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