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スギHD 決算/2月期増収増益、人流回復・インバウンド増加エリアで出店強化

2024年04月02日 16:27 / 決算

スギホールディングスが4月2日に発表した2024年2月期決算によると、売上高7444億7700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益366億2200万円(15.7%増)、経常利益380億3900万円(17.4%増)、親会社に帰属する当期利益219億7900万円(15.6%増)となった。

調剤領域では、新規開局を推進。伸長する処方せん応需に対応するため、調剤室と調剤待合室の拡張改装によって、さらなる拡大に努めた。

市場規模の拡大が想定される在宅調剤では、在宅調剤専門店舗の開局を進めるとともに、資本業務提携先の日本ホスピスホールディングスとの連携を強化することで、地域医療に対応できる体制作りに取り組んだ。さらに、薬剤師の専門教育を強化することで対人業務の質を向上させ、高額処方せんの獲得拡大に努め、調剤領域での売上基盤を増強している。

物販領域では、人流回復や訪日外国人観光客の増加が著しいエリアへの出店を強化。既存店舗の改装や新たな商品ラインの取り扱いも開始することで、インバウンド需要を含む都市部での売上増加を図った。

一方、郊外の既存店舗でも積極的に改装し、地域のニーズに合わせた品ぞろえで新たな顧客獲得に努めた。買い上げ点数などを増やすため、スギ薬局アプリを活用した販促に注力している。

出退店については、引き続き「関東・中部・関西・北陸信州エリア」への出店に注力。144店舗の新規出店、20店舗の閉店に加え、29店舗を取得した。併せて329店舗を改装し、既存店の競争力も強化。これにより年度末の店舗数は1718店舗(153店舗増)となった。

次期は、売上高8100億円(8.8%増)、営業利益400億円(9.2%増)、経常利益415億円(9.1%増)、親会社に帰属する当期利益250億円(13.7%増)を見込んでいる。

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