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イオンモール 決算/2月期の営業収益は過去最高の4231億6800万円

2024年04月09日 14:56 / 決算

イオンモールが4月9日発表した2024年2月期の連結決算によると、営業収益4231億6800万円(前期比6.3%増)、営業利益464億1100万円(5.5%増)、経常利益370億8600万円(1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益203億9900万円(57.0%増)となった。

<岩村康次社長>

営業収益は過去最高となった。海外事業の営業利益が105億円と過去最高益を計上し、各段階利益で増益を確保した。

国内モール、都市型モールともに専門店売上が前期比プラスで推移。海外の既存モール専門店売り上げは中国が30.3%、ベトナムが4.4%増と成長を継続している。

2025年2月期通期は、営業収益4535億円(7.2%増)、営業利益550億円(18.5%増)、経常利益420億円(13.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益165億円(19.1%減)を見込む。

また、同日行われた決算会見で岩村康次社長は、中期経営計画の目標数値の修正を発表した。2025年度の営業利益目標は、850億円から690億円に変更した。

岩村社長は、「国内モールは2024年度予定だった須坂を2025年度に延期する。建築費高騰ともに、大規模工事に配置する職人が不足している。中国、ベトナムでも計画を見直し、2025年度海外50モール体制を目指していたが、44モールとなる見込みだ」と説明した。

さらに、キャッシュフロー創出力が低下し、赤字続きの商業施設の抜本的改革を継続することも明らかにした。2024年度中に、複数店舗で抜本的改革を実施。約60億円の特別損失の計上を想定している。

2023年度、物件オーナー・テナントとの交渉を行っていたが、2024年度も店舗閉鎖に向けて、継続的に交渉する。経営効率化を推進することで、2025年度に年4億円、2030年度には年30億円の営業利益改善を見込んでいる。

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