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DCM 決算/2月期営業利益4.6%減、暖冬で季節用品が苦戦

2024年04月12日 16:02 / 決算

DCMホールディングスが4月12日に発表した2024年2月期決算によると、営業収益4886億1300万円(前年同期比2.5%増)、営業利益286億8500万円(4.6%減)、経常利益274億1200万円(7.3%減)、親会社に帰属する当期利益214億4600万円(18.3%増)となった。

DCM

第4四半期からケーヨーの連結を開始。事業規模拡大もあり、増収を計上している。

また、原材料高や円安への対応によって客単価は上昇したものの、天候不順や行動制限解除などにより客数減、既存店売上高減少を荒利益率改善、経費削減でカバーできず減益となった。

グループの新規出店は12店舗、退店は11店舗を実施。これにケーヨーの店舗を加えた2月末現在の店舗数は840店舗となっている。

園芸部門の売上高は659億1700万円(0.3%減)。

気温が高く推移したことによって、除草剤や刈り払い機などの雑草対策用品が年間を通して好調に推移したが、花苗や野菜苗、園芸資材などの屋外商品が不振。また、暖冬の影響を受けて、除雪用品も低調だった。

ホームインプルーブメント部門の売上高は951億7600万円(0.4%増)。

DIY関連商品は、塗料や木材資材関連が伸び悩んだ。プロ向けの商品、防犯、防災意識の高まりにより、補助錠などの防犯用品、家具転倒防止などの防災用品が好調に推移している。

ホームレジャー・ペット部門の売上高は667億9500万円(5.4%増)。

テントなどのレジャー用品は低迷したが、自転車用ヘルメット、ペット用品が伸びている。

ハウスキーピング部門の売上高は990億2900万円(3.1%増)。

マスクなど衛生用品の需要低下によって、ハウスキーピング部門全体では低調だったものの、環境配慮型商品を中心とした紙関連商品やコピー用紙、行楽用品は好調に推移している。

ホームファニシング部門の売上高は220億7000万円(4.3%減)。

残暑の長期化や暖冬の影響もあって季節商品が苦戦した。

ホームエレクトロニクス部門の売上高は457億1100万円(1.2%減)。

節約志向の高まりによって、室外機カバーなどの節電用品、防犯意識の高まりによりセキュリティー用品は好調だった。一方、暖冬の影響により暖房用品が前期を下回った。

2025年2月期は、営業収益5505億円(12.7%増)、営業利益340億円(18.5%増)、経常利益328億円(19.7%増)、親会社に帰属する当期利益194億円(9.5%減)を見込んでいる。

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