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良品計画 決算/9~2月増収増益、国内外の既存店堅調

2024年04月12日 16:20 / 決算

良品計画が4月12日に発表した2024年8月期第2四半期決算によると、営業収益3198億3900万円(前年同期比12.9%増)、営業利益240億9900万円(136.8%増)、経常利益241億7300万円(128.1%増)、親会社に帰属する当期利益157億7200万円(114.4%増)となった。

営業収益は、新規出店による店舗数の増加に加え、国内外の既存店売上が堅調に推移したことで増収となった。国内での価格改定により営業総利益率の改善が進み、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも大幅な増益となっている。

店舗数は国内外計1241店舗(国内586店舗、海外655店舗)となり、前期末に比べ53店舗増加した。国内では、郊外の生活圏を中心に34店舗を出店。海外では、中国大陸、香港、タイ、マレーシアなどに34店舗オープンし、店舗網を拡大した。

国内事業での第2四半期連結累計期間の営業収益は1849億円(10.1%増)、セグメント利益は169億2800万円(110.4%増)と増収増益。営業収益は、会員向けセール「無印良品週間」の効果に加え、スキンケアや日用消耗品をはじめとする生活雑貨を中心に新商品を投入したことで増収となった。2023年に実施した一部商品の価格改定で営業総利益率の改善が進み、大幅な増益となる。

東アジア事業での営業収益は958億5700万円(16.9%増)、セグメント利益は162億2300万円(27.4%増)。中国大陸は増収増益で、北京に旗艦店を出店するなど店舗数を拡大したほか、生活雑貨を中心に現地開発商品を拡充。台湾、香港、韓国も増収増益だった。

東南アジア・オセアニア事業での営業収益は189億9200万円(23.5%増)、セグメント利益は24億7300万円(42.9%増)。タイ、マレーシア、ベトナムなど積極的な新規出店で売上が伸長するとともに、セグメント利益も前年実績を上回っている。

欧米事業での営業収益は200億8800万円(12.0%増)、セグメント利益は23億4300万円(366.5%増)。北米で店舗運営力の向上と経営体制の強化を進め、引き続き売上が伸長している。欧州では、経営資源を集中させるため不採算店舗を閉鎖するなど、収益基盤の強化を進めた。

通期は、営業収益6400億円(10.1%増)、営業利益480億円(44.9%増)、経常利益460億円(27.2%増)、親会社に帰属する当期利益330億円(49.6%増)を見込んでいる。

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