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アクシアルリテイリング 決算/3月期売上高は過去最高の2702億2400万円

2024年05月07日 13:59 / 決算

アクシアル リテイリングが5月7日に発表した2024年3月期決算によると、売上高2702億2400万円(前年同期比6.0%増)、営業利益117億7900万円(12.8%増)、経常利益123億3200万円(12.7%増)、親会社に帰属する当期利益74億4200万円(17.1%増)となった。

アクシアルリテイリング

売上高は、社会経済活動の再開や商品販売価格改定が進んだことに加え、一部生活必需品の価格を据え置いた政策が顧客に評価され、過去最高を計上した。

営業利益は、売上高の伸長に加え、以前より継続して取り組んでいる利益確保、コストカット施策が効果を発揮し、増益となっている。

販売政策として、普段使いの商品を中心にESLP(Everyday Same Low Price)を推進。また、プライベート・ブランド商品で値ごろ感、価格に見合った価値、独自性を、幅広い品ぞろえの総菜などが来店動機につながったという。

加えて、人流の回復で来店頻度が高まったため、来店客数は、既存店で前年同期に比べ2.5%増、全店では新規出店の効果もあり3.4%増だった。

来店頻度の高まりで1回あたりの買い上げ数量の減少に加え、物価高騰で生活者の節約志向が高まったため、買い上げ点数は、既存店、全店いずれも2.2%減少した。

生鮮相場が前年同期に比べ高く推移したことに加え、商品・原材料等の仕入価格上昇に伴う販売価格改定により、一品単価は、既存店で4.6%増、全店では4.8%増となっている。

買い上げ点数は前年同期を下回ったが、一品単価が前年同期を上回ったため、客単価は、既存店で2.4%増、全店では2.5%増となった。

出店は、フレッセイ沼田栄町店(10月、群馬県沼田市、売り場面積2115m2)をオープン。フレッセイ境町店(7月、群馬県伊勢崎市、売り場面積2133m2)、原信燕店(9月、新潟県燕市、売り場面積2136m2)を移転新設し、原信白根店(11月、新潟県新潟市南区、売り場面積2380m2)の建て替えを完了した。

改装は、原信紫竹山店(4月、新潟県新潟市中央区、売り場面積2475m2)、フレッセイ新保店(4月、群馬県高崎市、売り場面積1999m2)実施した。

さらに、フレッセイ前橋プラザ店(1月、群馬県前橋市、売り場面積1356m2)を閉鎖。(旧)原信燕店(9月、新潟県燕市、売り場面積2000m2)も、移転に伴い閉鎖。3月末で原信ナルス、フレッセイ計131店舗となっている。

2025年3月期は、売上高2800億円(3.6%増)、営業利益121億円(2.7%増)、経常利益125億円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益75億円(0.8%増)を見込んでいる。

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