ツルハHD 決算/5月期売上高は初の1兆円超え、既存エリアのドミナント強化

2024年06月21日 17:07 / 決算

ツルハホールディングスが6月21日に発表した2024年5月期決算によると、売上高1兆274億6200万円(前年同期比5.9%増)、営業利益492億500万円(8.0%増)、経常利益493億400万円(7.9%増)、親会社に帰属する当期利益241億500万円(4.6%減)となった。

売上高は初の1兆円超えを達成。営業利益も過去最高となる。

中期経営計画の達成に向け、店舗戦略では、出店承認プロセスの見直しなど、出店精度向上のための取り組みを実行。自社物件の出店により、出店コストを削減した。

加えて、改装も推進している。

調剤戦略では、併設店を中心に出店を継続。オンラインを活用して、処方せん枚数2桁増を確保した。

PB戦略では、新規商品の開発と既存商品の販売促進により、売上構成比をアップしている。

DX戦略では、アプリ会員が順調に拡大。MAツールの活用やITシステム開発により生産性向上に取り組んできた。

業績管理面では、予実分析の精度改善により経費コントロールに取り組むとともに、不採算部門に関する管理をさらに厳格化している。

店舗展開については、既存エリアのさらなるドミナント強化を図るとともに、競争力強化のため不採算店舗の改廃を進め、期首より128店舗の新規出店と5店舗の子会社化、69店舗の閉店を実施。結果、期末のグループ店舗数は直営店で2653店舗となった。

なお、タイ国内のグループ店舗については、2店舗の新規出店、1店舗閉店し、同国内における店舗数は2024年5月15日現在で19店舗となる。

2025年5月期は、売上高1兆800億円(5.1%増)、営業利益535億円(8.7%増)、経常利益532億円(7.9%増)、親会社に帰属する当期利益301億円(24.9%増)を見込んでいる。

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