三菱食品 決算/4~6月経常利益4.3%減、海外関連会社で一過性の損失

2024年08月05日 16:50 / 決算

三菱食品が8月5日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高5220億9300万円(前年同期比1.8%増)、営業利益61億1700万円(4.7%増)、経常利益62億8900万円(4.3%減)、親会社に帰属する当期利益44億1100万円(3.2%減)となった。

三菱食品

売り上げ面は、卸売事業のコンビニエンスストアやディスカウントストアとの取引が堅調で、増収だった。

利益面では、営業利益は卸売事業を中心とした取引伸長や採算管理強化による利益率の改善により増益となったが、経常利益、当期利益は海外の関連会社における一過性の損失があり、減益を計上している。

セグメント別にみると、卸売事業の売上高は4685億2500万円(1.4%増)、経常利益は55億5100万円(0.0%増加)。コンビニやディスカウントストアとの取引が堅調で売上高が増加したが、物流費など販管費がかさみ、経常利益は前年並みにとどまった。

ブランド開発事業の売上高は74億6400万円(1.4%増)、経常利益は2800万円(前年同期より1億200万円の改善)。新規取り扱いブランドの寄与により増収増益だった。

物流事業の売上高は351億6900万円(3.2%増)、経常利益は9億2200万円(5.9%減)。特定小売業との取引拡大で増収となったものの、販管費の増加により、利益面は苦戦した。

機能開発事業の売上高は109億3400万円(18.6%増)、経常利益は1億1100万円(77.0%減)。メーカーに対する原材料取引が好調で売上高は増加した。一方、海外の関連会社における一過性の損失により、利益面は前年同期を下回った。

通期は、売上高2兆1300億円(2.1%増)、営業利益315億円(6.7%増)、経常利益330億円(5.1%増)、親会社に帰属する当期利益228億円(1.0%増)を見込んでいる。

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