アクシアルリテイリング 決算/4~9月営業利益6.3%減、原価高・人件費増などで

2024年11月05日 15:12 / 決算

アクシアルリテイリングが11月5日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1378億1200万円(前年同期比3.9%増)、営業利益58億1500万円(6.3%減)、経常利益59億3800万円(6.2%減)、親会社に帰属する当期利益39億9800万円(6.1%減)となった。

売上高は、生鮮品全般が、青果、精肉相場の高騰、水産の主力魚種漁獲高減少により高値で推移したことや、原料原価の高騰を受けた販売価格設定による1品単価の上昇と買上点数の減少があった。

だが、値上げ基調の中、顧客がいつでも買いたいものを安く同じ価格で安心して購入できるよう、普段使いの商品を中心にESLP(Everyday Same Low Price)を推進。客数が前年同期に比べ増加したことにで、売上も増加した。

営業利益は、原料原価の上昇、競合他社の動向や値上げ基調を踏まえた低値入の売価政策により売上総利益率が前年同期に比べ若干低下したことに加え、前向きな賃上げ実施と社会保険料の負担増加による人件費の増加で、減少している。

出店は、該当なし。改装については、原信黒埼店(7月、新潟市西区)、ナルス北城店(9月、新潟県上越市)で実施した。退店は、原信土橋店(9月、新潟県上越市、売場面積2111m2)を閉鎖している。

また10月1日、同社並びに一部関連会社(原信、原信ナルスオペレーションサービス、アクシアル レーベル、原信ネットオーダー)は、本社を移転(新潟県長岡市中之島1993-17)した。

通期は、売上高2800億円(3.6%増)、営業利益121億円(2.7%増)、経常利益125億円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益75億円(0.8%増)を見込んでいる。

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