カッパ・クリエイト/4~9月、マグロやサーモン高騰で営業利益27.8%減

2024年11月11日 14:17 / 決算

カッパ・クリエイトが11月8日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高369億6500万円(前年同期比2.0%増)、営業利益5億3900万円(27.8%減)、経常利益5億6400万円(27.4%減)、親会社に帰属する当期利益4億7100万円(25.2%減)となった。

鮪、サーモンなどを中心に原材料価格高騰の影響を受け、回転寿司事業の売上総利益率は、前年同期比0.9%の減少となった。

新規出店では、従来はロードサイドを中心に出店してきたが、国内の人口動態の変化に対応するため、三大都市圏の駅前立地への出店や不採算店舗の閉鎖・移転など、店舗配置の最適化を進めている。

7~9月に3店舗の出店を行った結果、期間末店舗数は290店舗となった。

今後の出店では、3店舗の出店契約が完了している。

設備投資では、、38店舗にリードサインを新たに設置。7~9月に4店舗の改装を行った結果、中間連結会計期間での既存店舗の改装投資は20店舗となった。

改装店舗では、注文専用高速レーンや自動案内システム、セルフレジ、自身のスマートフォンがタッチパネル替わりになる「スマホオーダー」、テークアウト専用ロッカーを導入し、顧客の利便性向上と店舗の省力化につながるサービスを強化している。

新たに自動案内システムを9店舗(合計275店舗)、セルフレジを5店舗(合計234店舗)に導入し、顧客の利便性と店舗の生産性向上を図った。

人的資本投資では、6%の賃上げや従業員エンゲージメントサーベイの実施及び評点の継続的な向上を図るアクションプランの実行を推進。DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進委員会を発足し、外部講師によるセミナー開催やDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進のロードマップの策定と実行を進め、優秀な人財確保に取り組む。

コロナ禍で停滞していた階層別研修・キャリアアップ研修の充実を図り、パートナーから取締役まで次世代の人財育成を推進している。

通期は、売上高740億6100万円(2.6%増)、営業利益18億3200万円(8.2%増)、経常利益18億2700万円(6.4%増)、親会社に帰属する当期利益14億1000万円(1.0%増)を見込んでいる。

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