ニトリHD 決算/4~9月減収減益、国内既存店の客数減が響く

2025年11月13日 16:28 / 決算

ニトリホールディングスが11月13日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上収益4391億1100万円(前年同期比1.8%減)、営業利益598億5900万円(6.9%減)、税引前利益603億6000万円(5.8%減)、親会社に帰属する当期利益417億4100万円(8.1%減)となった。

ニトリのロゴマーク

「ニトリ事業」で国内既存店の客数減により減収に。売上減少や物流経費の増加、人件費の増加などの影響で減益となった。

セグメント別の業績では「ニトリ事業」の売上収益は3916億8700万円(0.7%減)、セグメント利益は601億4100万円(8.3%減)と減収減益。

客単価は前年同期を上回ったものの、価格帯商品の開発速度の遅れにより客数が前年同期を下回った。チャネル別では店舗と通販で前期を下回ったが、法人&リフォームや海外は前期実績を上回っている。

販管費は前年同期比で増加。主な要因として、積極的な人材採用と全社的な賃金改定などの人的資本への投資、新物流センター稼働に伴う物流インフラへの投資などが響いた。

国内ではニトリ15店舗、デコホーム8店舗を出店。施策としては最大1600アイテムを期間限定値下げ価格で提供する「夏の感謝祭」を実施。商品では、ソファやマットレスなど家具の実績が好調に推移した。

海外では台湾2店舗、中国大陸2店舗、韓国2店舗、マレーシア1店舗、シンガポール2店舗、ベトナム1店舗、フィリピン2店舗、インドネシア2店舗の合計14店舗を出店した。

店舗数は国内843店舗、海外198店舗、合計1041店舗となった。前期末から7店舗減少した。

「島忠事業」の売上収益は610億9400万円(6.7%減)、セグメント利益は41億5500万円(13.5%増)だった。

島忠ではニトリとの一体型店舗の出店を進めており、新たに3店舗がニトリ導入店舗としてリニューアルオープン。一体型店舗の販売は好調に推移している。

通期は、売上収益9880億円(6.4%増)、営業利益1358億円(15.4%増)、税引前利益1370億円(16.6%増)、親会社に帰属する当期利益940億円(13.9%増)を見込んでいる。

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