流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





エコス/客単価下落で売上高9.6%減、営業利益18.2%増

2009年10月09日 / 決算

エコスが10月9日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は563億3000万円(前年同期比9.6%減)、営業利益4億1500万円(18.2%増)、経常利益3億7200万円(13.4%増)、当期利益1億2100万円(81.2%減)となった。

第2四半期は、経営方針である社是「正しい商売」を徹底し、顧客の信頼と支持を得るため買い得商品の提供、安全・安心な商品の提供に取組んだ。店舗開発面では、子会社のマスダが新取手駅前店を新設する一方、収益力改善のため6店舗の改装と2店舗の閉鎖を実施した。

販売戦略では、景気低迷と生活防衛意識による個人消費の冷え込みに対し、エコス10周年記念お客様感謝セールとして「厳選100選」と銘打った割安な商品を投入し、加盟しているニチリウグループ(日本流通産業)のプライベートブランド商品「くらしモア」の拡販などの活動を推進した。

しかし、チラシ攻勢による競合との顧客争奪戦や、消費者の節約志向からの客単価下落が影響し、前期(昨年8月1日)にシーズンセレクトの全株式を売却したため、売上高は前年を下回り、経費率はやや高い水準で推移した。

通期は売上高1121億2000万円(5.0%減)、営業利益10億円(61.1%増)、経常利益9億3000万円(69.0%増)、当期利益3億5000万円(3.3%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧