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ピープル/自転車が貢献するも売上高1.4%減

2009年03月05日 / 決算

ピープルが3月4日に発表した2009年1月期決算によると、売上高は26億5000万円(前年同期比1.4%減)、営業利益1億8500万円(0.3%増)、経常利益1億2000万円(37.8%増)、当期損失7600万円(前期は1億円の当期利益)の減収減益となった。

販売計画と実消費とのギャップによる注文のキャンセルや納入延期が相次ぎ、流通在庫の過剰化への警戒を強め、売上確保より社内在庫増も覚悟した上で、実需要に応じた供給に努めた。値引き率が低く、高額の新製品に投資した乳児・知育玩具カテゴリーが、前年実績を上回ったほか、自転車・三輪車が値上げ後も前年を上回る実績を残したことが、売上高が微減にとどまった要因だとしている。

部門別の概況は、玩具部門で知育玩具が在庫消化のための値引きに毎年苦戦しているものの、同期は他社製品が中国での製造コスト上昇で原価高となり、良好に回転したという。乳児・知育玩具部門の売上高は11億3264万円(4.5%増)となった。

女児玩具の売上高は7億5516万円(21.2%減)と大幅に減少。過剰供給の反動や大手プライベートブランドのキャンペーン強化が重なり減収を記録。遊具・乗り物は自転車・三輪車が好調に推移し、自転車では投入した新製品が初回生産分を完売した。遊具・乗り物部門の売上高は5億6840万円(41.8%増)の大幅増、その他部門は1億9411万円(13.4%減)の減収となった。

来期は自転車事業部門の新規流通の開拓、製造業種によっては中国以外の生産地開拓などに取り組み、2010年1月期第1四半期の売上高は5億1400万円(3.0%減)、営業損失400万円を見込む。

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