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フジ/店舗効率化、コスト削減で営業利益8億9000万円

2009年10月05日 / 決算

フジが10月5日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は1541億1100万円(前年同期比7.4%減)、営業利益8億9000万円(前期は4600万円の営業損失)、経常利益8億9100万円(6700万円の経常損失)、当期利益3億8500万円(10億300万円の当期損失)となった。

部門別の概況は、小売事業部門の総合小売業で4月より「くらし応援価格」「ハッピーセレクト」のアイテム数を大幅に拡大、8月よりユニー、イズミヤと協業し、低価格で品質も重視した共通のプライベートブランドブランド「Style ONE」を発売するなど価格競争力のある商品の充実を図った。一方で、地域のニーズに応えるため、地場商品の積極的導入など地域特性に応じた品揃え・売り場づくりに努めた。

店舗面では、3月にヴェスタ庚午店の隣接地にカジュアルファッションストア「ピーエフ
庚午店」を増設、エミフルMASAKIでは8月に大型別棟テナントのオープンを行うなど機能を強化した。また、3月にフジグラン東広島、5月にフジグラン丸亀、6月に「フジグラン重信」を改装。既存店の活性化に努めた。さらに、低価格ニーズに応えるため、ディスカウント業態第1号店のフジ高岡店を業態転換しZY高岡店として8月にリニューアルオープンした。

ホームエンターテイメント事業では、パルティ・フジ坂にTSUTAYA坂店を新設し、既存10店舗をTSUTAYAとして改装オープンした。一方で経営効率を高めるため、2店舗を閉店した 。新規事業としては、多様化するライフスタイルに対応するためインターネット販売「フジネットショップ」の取扱商品を拡大するなど新規顧客の獲得に努めた。

利益面では、店舗作業の見直しなどで人時生産性の向上など店舗の効率化や、設備投資の見直し、広告費などコスト削減に取組んだ。この部門の売上高は1539億4900万円となった。

小売周辺事業部門の食品製造・加工販売業は、食品の安全・安心を確保し、地域顧客に支持される商品の提供に努めた。飲食業では、エミフルMASAKIにテナントとして1店舗新設。また、経営効率を高めるため1店舗を閉店した。売上高は102億5800万円となった。

通期は売上高3060億円(4.7%減)、営業利益27億円(104.1%増)、経常利益25億円(94.9%増)、当期利益9億円を見込んでいる。

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