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フジ/第1四半期の売上高5%減、収益改善で営業利益3億4600万円

2009年07月06日 / 決算

フジが7月6日に発表した2010年2月期第1四半期の業績は、売上高770億2500万円(前年同期比5.1%減)、営業利益3億4600万円(前期は1億1400万円の営業損失)、経常利益2億8300万円(1億9100万円の経常損失)、当期利益1億1400万円(1億7000万円の当期損失)となった。

部門別の概況は、小売事業部門で顧客の節約志向に対応し、4月より「くらし応援価格」「ハッピーセレクト」のアイテム数を拡大するなど価格競争力のある商品の充実を図った。一方で、地域のニーズに応えるため、地場商品の積極的導入をはじめ地域特性に応じた品揃え・売り場づくりに努めた。また、ユニーとイズミヤの両社と協業し、3社共通のプライベートブランド「Style ONE」を8月に発売する予定。

店舗面では、3月にスーパーマーケット・ヴェスタ庚午店の隣接地にカジュアルファッシ
ョンストア、ピーエフ庚午店を増設。3月にはフジグラン東広島、5月にフジグラン丸亀の改装を行うなど既存店の活性化に努めた。ホームエンターテインメント事業では、パルティ・フジ坂にTSUTAYA坂店を新設、既存2店舗をTSUTAYAとしてオープンした。平行して経営効率を高めるため2店舗を閉店した 。

新規事業としては、顧客の多様化するライフスタイルに対応するためにインターネット販売「フジネットショップ」の取扱商品を拡大するなど新規顧客の獲得に努めた。利益面では、店舗作業の見直し等による人時生産性の向上など店舗の効率化や、広告費などコスト削減に取組み、部門売上高は769億3200万円となった。

小売周辺事業部門では食品製造・加工販売業で、食品の安全・安心を確保し、地域の顧客に支持される商品を提供することに努め、飲食業ではエミフルMASAKIにテナントとして1店舗を新設。また、経営効率を高めるため1店舗を閉店した。部門売上高は52億800万円だった。

通期は売上高3160億円(1.6%減)、営業利益37億円(179.7%増)、経常利益30億円(133.9%増)、当期利益6億円を見込んでいる。

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