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マルエツ/通期売上高2%増の3423億円、当期利益31.7%増

2009年04月14日 / 決算

マルエツが4月14日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は3423億3700万円(前年同期比2.0%増)、営業利益83億400万円(9.7%増)、経常利益78億4700万円(13.2%増)、当期利益62億300万円(31.7%増)の増収増益となった。

事業別の概況は、イオングループの「トップバリュ」商品の取扱店舗を拡大し、昨年10月16日よりプライスPB商品などを10-30%値引きして販売する月間特選など、低価格で提供する「生活応援価格」の取組を継続。また、食の専門店のブランド構築のため「新生マルエツ誕生1周年祭」などの催事も実施した。これらの効果で既存店売上高は2.3%増と伸長。さらに「キッチンいーとぴあ」を20店舗に配置し、自社開発商品を使用したメニューの提案を実施した。

店舗面では、マルエツ勝どき六丁目店など7店舗を出店。マルエツ西葛西店など2店舗を閉店した。既存店活性化策としては大型基幹店舗など54店舗を改装。並行して新金銭管理システムの導入、商品発注業務の効率化、生鮮部門の商品発注システム見直しを実施した。小売業の売上高は3384億5700万円(2.0%増)、営業利益は83億1400万円(7.4%増)の増収増益を確保した。

このほか不動産事業の売上高は37億6500万円(1.1%増)、営業損失4400万円(前期は1億9400万円の営業損失)。商品開発などその他の事業はグループ内での取扱業務を拡大し、売上高は1億1500万円(3.0%減)、営業利益は3400万円(64.5%増)の増益となった。来期は売上高3470-3500億円(1.4-2.2%増)、営業利益75-85億円(9.7%減-2.4%増)、経常利益70-80億円(10.8%減-1.9%増)、当期利益52-67億円(16.2%減-8.0%増)と幅を持たせて予測している。 

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