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ミドリ薬品/売上高3.6%増、閉店の減損などで当期損失3億2400万円

2009年04月15日 / 決算

ミドリ薬品が4月15日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は246億3400万円(前年同期比3.6%増)、営業損失8700万円(前期は3億2100万円の営業損失)、経常損失4900万円(3億8400万円の経常損失)、当期損失3億2400万円(3700万円の当期利益)となった。

同期は地域密着型のドラッグストアを目指し、品揃えと社内研修による各社員の知識向上に努め、顧客への相談販売に注力した。また、大分県内に1店舗、鹿児島県内に2店舗、宮崎県内に1店舗、沖縄県内に3店舗の計7店舗を直営店として開店。大分県内の1店舗を移転開店した。さらに、鹿児島県内の1店舗をマツモトキヨシのフランチャイズ店として開店した。一方、既存店の見直しの中で鹿児島県内の5店舗、佐賀県内の1店舗など計7店舗を閉店し期末店舗数は151店舗となった。

グループとしては、個人消費の低迷がみられたこのような時期こそ消費者への消費刺激策が必要との考えから、低価格戦略やポイント還元、チラシ戦略等の販売促進策を強化。しかし売上高は確保できたものの売上総利益の低下を招き、全体的な利益水準を押し下げる結果となった。

一方、店舗のスクラップと減損処理を進めた結果、閉店費用など1億300万円、減損損失1億9400万円、貸倒引当金繰入額4200万円を特別損失として計上した。

品目別売上高は医薬品が77億568億円、ヘルスケア22億2630万円、ビューティ63億6975万円、ベビー16億5076万円、雑貨60億4341万円、その他1億3833万円。その他卸売上高は計上されなかった。

次期は売上高245億2100万円、営業利益6億2000万円、経常利益5億6100万円、当期利益7300万円の見通し。

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