流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





サマンサタバサ/売上高4.2%増、人件費増などで当期損失22億8800万円

2009年04月15日 / 決算

サマンサタバサジャパンリミテッドが4月15日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は283億7200万円(前年同期比4.2%増)、営業利益7300万円(96.5%減)、経常利益6800万円(96.8%減)、当期損失22億8800万円(前期は9億9300万円の当期利益)の大幅減益となった。

同期は人件費・教育費用や新業態開発費用などが売上に先行し増加。一方で新業態店舗「エイトミリオン」の立ち上げと出店を行い、連結子会社のバーンデストジャパンリミテッドのアパレル既存主力ブランド「プレミアム バイ ラストシーン」ブランド、「ラストシーンガール」ブランドを廃止した。並行して新ブランド「ハニーバンチ」ブランドと「スウィングル」ブランドの立ち上げなどの再構築を実施した。

ファッションブランドビジネスの概況は、バッグ部門は新規出店12店舗(退店8店舗)、ジュエリー部門は出店3店舗(退店2店舗)を行い、バッグ部門・ジュエリー部門の売上高はそれぞれ、149億2300万円(3.6%減)、19億9700万円(16.0%減)となった。

アパレル部門はブランドと店舗の再構築で新規出店20店舗(退店32店舗)を行い、売上高は40億1600万円(12.2%減)と減収を記録した。その他部門の売上高6億9300万円を加えた事業セグメント売上高は216億3100万円(5.3%減)、営業利益は2億1400万円(90.4%減)と大幅減益となった。

インターネットビジネスの概況は、連結子会社のスタイライフがインターネットショッピングサイト「Stylife」を中心に取扱ブランドを増加させるなど、順調に規模を拡大。売上高は67億4100万円(53.3%増)と大きく伸び、営業損失は9700万円(42.7%の損失の減少)と損益幅が圧縮された。

次期期はプロモーション活動・商品戦略の推進とアパレル事業の再構築が進むことから、売上高296億7200万円(4.6%増)、営業利益8億1900万円(1021.9%増)、経常利益7億1600万円(952.9%増減)、当期利益2億3200万円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧