流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





資生堂/海外事業が好調で、当期利益55.3%増

2008年10月30日 / 決算

資生堂が10月30日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は3593億8800万円(前年同期比1.0%減)、営業利益は338億7800万円(5.6%増)、経常利益は363億2200万円(9.3%増)、当期利益は200億8800万円(55.3%増)と増益となった。

売上高をみると、国内化粧品事業が2180億3000万円(3.2%減)で、海外化粧品事業が1322億8600万円(4.4%増)。

国内化粧品事業では、カウンセリング化粧品、セルフ化粧品、トイレタリーの各領域の売上がいずれも前年同期を下回った。

このため、顧客との絆づくりをベースに展開するリレーショナルブランドを強化し、9月にプレステージブランド「クレ・ド・ポーボーテ」に超高級ラインの「新シネルジックライン」を投入したほか、10月に発売する新ブランド「リバイタルグラナス」を発表した。

また、ヘルスケア事業の売上高は増収を継続し、皮膚賦活食品「コラーゲン」が好調に推移したほか、9月に発売した青汁ドリンク「長命草」も良好だった。

一方、海外化粧品事業の売上高は、最重点市場である中国では、チャネル別ブランド戦略を引き続き推進し、化粧品専門店網のさらなる拡大を進め、デパートチャネルでは主力の中国専用ブランド「オプレ」のイノベーションを実施した。

このほか、中国以外の地域では、スキンケアを主体に売上は堅調に推移した。

なお、通期の見通しは、売上高は7200億円、営業利益は650億円、経常利益は670億円、当期利益は360億円となる見込み。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧