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ビール類市場/3月は震災で初めて新ジャンルが前年割れ

2011年04月12日 / 月次

ビール酒造組合と発泡酒の税制を考える会は4月12日、それぞれビール市場動向レポート、発泡酒市場動向レポートと新ジャンル(分野)商品の課税移出数量を発表した。

<3月のビール類の課税移出数量>
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3月のビール類の課税移出数量は、ビールが21万674kl(前年同期比5.3%減)、発泡酒が6万6752kl(20.2%減)、新分野が14万4768KL(13.8%減)となった。

新ジャンル商品の課税移出数量が前年割れとなるのは、2005年5月の統計開始以来始めて。

課税移出数量の構成比は、ビール49.9%、発泡酒15.8%、新分野34.3%となった。

ビールの容器別販売動向は、瓶12.8%減、缶0.2%減、樽・タンク5.5%減だった。業務用は6.8%減、家庭用は3.7%減。

発泡酒の容器別販売動向は、瓶3.2%減、缶18.6%減、樽・タンク46.9%減。業務用は44.5%減、家庭用は18.5%減となった。

「3月は東日本大震災の影響で、加盟社のキリンビール仙台工場分の課税移出数量の報告がない数値となっている。また、計画停電で生産計画に影響が出ているため、前年比が落ち込んでいる」(同組合)という。

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