スターゼン/4月~6月は焼肉需要落ち込みも前年並み
2011年08月10日 / 決算
スターゼンが8月10日に発表した2012年3月期第1四半期決算によると、売上高634億6900万円(前年同期比0.0%)、営業利益4億5300万円(2.2%減)、経常利益7億6200万円(1.1%増)、当期利益3億9100万円(16.1%減)となった。
国産牛肉は、自粛ムードの拡大による外食消費の減少と食中毒事件による焼肉需要の落ち込みにより、和牛肉を中心に販売は苦戦した。
国産豚肉は集荷頭数の減少と相場高により販売は厳しい状況となった。国産鶏肉は東北地区での飼料不足により生産量が落ち込んだため、他の地域での供給拡大を図ったが、取扱量は減少した。
一方、輸入牛肉と輸入豚肉の取扱量と売上高は前年並みとなったが、輸入鶏肉は国産品の不足を補うために輸入量が増加したことから、取扱量と売上高は前年を上回った。
消費面では、震災直後は調理の容易な加工食品の需要増が見られたが、その後、買い控えや景気の先行不透明感により一層の低価格志向が強まった。
食中毒事件により一部の焼肉商材の販売が低迷したが、ハンバーグを始めとした幅広い品目の販売拡大に努めた。
通期は、売上高2650億円(0.8%増)、営業利益30億円(2.1%増)、経常利益32億円(4.8%減)、当期利益15億円(9.7%減)の見通し。
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