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スターゼン/4~9月の売上高0.2%増、営業利益36.2%減

2011年11月10日 / 決算

スターゼンが11月10日に発表した2012年3月期第2四半期決算によると、売上高1283億1300万円(前年同期比0.2%増)、営業利益7億6000万円(36.2%減)、経常利益11億4900万円(23.7%減)、当期利益4億6500万円(52.6%減)となった。
国産牛肉は、4月に発生した焼肉店での食中毒事件発生により外食需要が落ち込み、さらに7月に発生した放射性物質による汚染問題により枝肉相場が低迷し、一部産地での集荷が困難になった。
業界に先駆け、検査体制を構築して国産牛肉の安全性確保に努め、取扱重量の維持に注力してまいりましたが、厳しい消費需要の減退により、和牛肉を中心に国産牛肉の取扱重量と売上高ともに減少した。
国産豚肉は、全国的な出荷頭数の減少に伴う相場高によって需要が低迷したことから、販売は厳しい状況となり、取扱重量と売上高ともに前年を確保できなかった。
国産鶏肉は、主要産地である東北地区が回復傾向にあることから、供給拡大を図った結果、売上高は前年を上回ったが、取扱重量は前年未達となった。
一方、輸入牛肉は生産地価格高騰により輸入調整を行なったため、取扱重量と売上高ともに前年未達。輸入豚肉は、積極的な拡売を推進したが、取扱重量と売上高ともに前年並みにとどまった。
輸入鶏肉は、第1四半期の国産品の不足を補うために輸入量を増加したことから、取扱重量と売上高ともに前年を大幅に超えた。
通期は、売上高2650億円(0.8%増)、営業利益30億円(2.1%増)、経常利益32億円(4.8%減)、当期利益15億円(9.7%減)の見通し。

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